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クロモリと神社と革と

某自転車専門学校卒業後、某自転車メーカー開発へ。クロモリや革、神社のこと話してます。

フレーム塗装編 下地塗り クロモリ ラグ フレーム製作⑥

えんじです。

 

クロモリラグフレームが完成してついに塗装に入ります。

 

 

前回のフレーム完成記事はこちら

完成しました。 クロモリラグフレーム - クロモリと神社と革と

 

業者に塗装を依頼しようかと思ったのですがいかんせん高い。単色で1万からということで、メッキ処理をして三色とか使うと6.7万円しました。

 

今の私にそこまでの財力はないので自家塗装をしたいと思います。

 

 

 

配色光沢つや消しなどデザイン的なことは、塗装していく上で明かしていく方式を取ります。

 

 

 

さて、

 

今回は下地です。

プラサフを地金に吹き付けて塗装のノリをよくします。

 

そのためにフレームをある程度やすりで研磨します。鏡面まで研磨すると食いつきが悪くなるのである程度です。番手でいうとスポンジやすりの#600くらいですかね。

 

3Mのsuper fineで磨きました。

 

 

 

適当に磨きます。磨くというより表面にうっすらとある鯖を落とすという感じです。

大したことはしていないので磨いた後のフレームの写真だけ。

 

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そして下地です。使うスプレーはこれ。

 

 

 

 

 どのプラサフを使うか迷ったのですが色以外の違いがよくわからなかったのでボデーペンを選びました。 色はグレーです。

 

 

 

自転車に塗布していくまえに、シリコンオフフレームを脱脂します。

 

 

経験上、一番大事なのは脱脂だと思うのですがみなさんはどうでしょう。

 

手の油が付いているだけでそこだけ塗装のノリが悪くなってすぐに剥がれてしまうなんてことがよくあります。 

 

 

 

フレームを脱脂してやっと下地塗りです。

自家塗装も極めるとアホみたいに工程が増えますね。大事なのは妥協ライン。

 

 

フレームを吊るして塗装開始です。

塗装したくない部分にマスキングを施してあります。

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これが

 

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こう

 

 

 

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こんな感じで塗装しました。

 

プラサフを吹くのは初めてではないのですが、

見事に垂れました。

 

垂れた部分を先ほど使った3Mのsuper fineのスポンジやすりで削ります。

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垂れてしまった部分は削り、ザラザラした部分は#600でさっとなぞってすべすべにしました。

 

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以上でフレームの下地塗りが終了です。

 

微妙に垂れていた部分がいくつもあって削っては吹いてを繰り返したのと天候の問題で時間がかかってしまいましたが、無事に終わりました。

 

次はいよいよ本塗りです。

 

ラグフレーム 本塗装に入った。 自作 ラグフレーム 製作 - クロモリと神社と革と

 

 

フレームが完成しました。 クロモリ ラグ フレーム製作⑤

お久しぶりです。えんじです。

まとまった時間が取れずにいたのですが時間ができたのでクロモリフレームの仕上げと完成までの報告です!

 

 

前回は後ろ三角の溶接をしました。 

クロモリラグフレーム 後ろ三角を溶接した話 - クロモリと神社と革と

 

 

8割方完成してるので後は小物取り付けブレーキ穴あけ狂い取りですね。

 

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パイプに下穴を開けたところに、ねじ切りされてる金属の小物を埋め込んで溶接します

もちろん寸法を測り中心をとって穴を開けます。

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こんな感じ。

白く見えるのはフラックスです。これがないとろうが隙間にしっかり流れなくなるのと、パイプが酸化します

 

他にもアウター受けやダブルレバー台座を取り付けます。

 

 アウター受けとダブルレバー台座の溶接中の写真を撮るのを忘れてしまっていました...

完成系はこちらです。

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ぶっちゃけた話、

小物取り付けが一番難しかったです。

 

アウター受けは円柱の曲面に円柱を乗せるので安定せず、アウター受けの温度がすぐに上がってしまいとても難しかったです。

 

ダブルレバー台座は左右の位置を合わせるのがとにかく難しかったですね。

 

もしかしたら取り付け用の治具があるのかもしれませんが、私はパイプに印を書きはしましたが細かい位置は見た目と感で合わせたのでとても難しく感じました。

 

ダブルレバー台座とアウター受けは何度地面に落としたことやら...

 

 

ブリッジにはブレーキ穴を開けました。

 

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インパクトにドリルを取り付け、下穴を開けた後その穴を拡張するように削りました。

 

そして開けた穴に金属の小物を埋め込んで溶接します。

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こんな感じ。

 

このブレーキ穴は地面と平行に穴を開けないとブレーキを取り付けた際、変な方向いてしまいます。

 

 

 

フレームの溶接はある程度修正が効きますが、小物系は少しのズレで性能や見た目に影響してくるので恐ろしいです。 

 

 

そして最後に狂い取りです。

 

することは、パイプに力を込めて曲げるだけです。

 

だけ、といっても0.1mm単位で見るので大胆かつ繊細な作業です。

 

 

定盤の上にフレームをセットします。

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この時点でシートチューブトップダウンチューブ、ヘッドチューブの中心高さが100mmになっているかを確認。

 

エンド幅も130mmになっているか中心があっているか、チェーンステーの長さによる狂いがないか、などを確認します。

 

 

私のフレームはヘッドチューブがねじれていました。溶接によるパイプの歪みですね。

 

 

ねじれを取るために鉄の棒を差し込み、ねじれと逆の方向に力をかけて、ねじれを無くしていきます。

 

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この写真は狂い取りの準備をしてる時のものです。

 

手順としてはこんな感じです。

 

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 ↓

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我ながら素晴らしい説明なのではないでしょうか。この正確さがフレーム作りに生かされているのかもしれませんね!

 

 このようにしてねじれを取って、

 

 

 

 

 

 

 

完成です。

 

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以前作ったフォークとステムも合わせてみました。

 

教師の方からもいい評価をいただけたので私的には満足です。

 

やはりラグフレームは手間がかかる分美しさに極振りされてますね!素晴らしいの一言に尽きます。

 

ですが私の理想を求めると、コンチネンタルカットのラグを使うーとかベントフォークラグスレッドステムにしたいーとか総1インチフレームにしたいーとかデモンタ仕様にしたいーとか例をあげたらきりがないですね...

 

時間があればおいおい作っていきたいです。

 

組み付けのパーツ構成や塗装などは考え中です。進展があり次第まとめます。

 

ではまた。

 

 

続きはこっち

塗装編 下地塗り クロモリ 自作ラグフレーム - クロモリと神社と革と

 

クロモリフレームの後ろ三角を溶接した話 クロモリ ラグ フレーム製作④

えんじです。クロモリのラグフレーム作りが少し進んだのでまとめました。

 

前回はこちら。

クロモリ ラグフレーム作り 前三角を作った話。 - クロモリと神社と革と

 

 

 

チェーンステーの潰し加工をしました。この潰し加工がないと25cはなんとか履けますが、28cくらいになるとチェーンステーとタイヤが擦れてしまうかもしれません。

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このように曲面加工された木材二つの間パイプを挟み、平行を見ながら潰して行きます。

 

パイプが17mmになるように潰すので反発を考えて15mmくらいになるまで潰します。ちょっと楽しかったです。

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こんな感じになりました。美しいですね。

 

 

 

続いてシートステーの加工です。

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こういう形のラグをパイプにはめて、リアエンドと組み合わせるわけです。見ればわかりますね。

 

ラグにパイプがきつすぎず緩すぎずにはまるように調整してあります。

 

きつすぎても緩すぎてもろうがしっかり流れてくれません。

パイプとラグとの隙間がきつすぎるとろうが流れないのはわかります。

 

パイプとラグとの隙間が緩すぎる毛細管現象

が上手く起こらずにろうが流れていかないのです。

 

毛細管現象とは隙間や細い管などを、重力や上下左右に関係なく液体が浸透していく現象のことです。

 

 

 

 

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はい。こんな感じで仮付けをしました。

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BBラグ周りは多めに真鍮ろうを盛ってます

 

仮付けをした後、フレームの芯だし作業を行う際に仮付けが取らないようにするためです。

 

 

 

 仮付けをして次は本付け

 

 

の前に、

ブリッジの本付けをします

 

ここ。f:id:rin_efficiency:20180123000444j:imageリアブレーキを取り付けるための穴を開けるのはまだ先です。

 

ここはフレームよりも倍くらい厚いパイプを使っています。

ブレーキ時の負荷がかかるので当然ですね。

 

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 本付けしました。ろうが溢れてしまったので後でパイプを削らないように溢れたろうだけ削り取ります。下手ですね。

 

 

こちらはブリッジ本付け前の写真ですが、

 

こうみるとフレームっぽくなってきていますね。

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続きはこっち

完成しました。 クロモリラグフレーム - クロモリと神社と革と

 

 

柔らかい革サドル Selle An-Atomica を買った話。

突然ですが、革サドルといえばブルックスが有名ですよね。

 

ですがブルックスはお尻の形に馴染むまで石のように硬いという評判です。

 

私が前に買ったBROOKS b17 s Specialブルックスの中では比較的柔らかい方と言われてはいるもののとても硬い印象がありました。

 

女性用Brooks B17 S Specialサドルを買った話 - クロモリと神社と革と

 

 

 

初めから柔らかい革サドルが使いたいなと少し思ってしまい、調べたところある革サドルを見つけました。

 

友達がそのサドルを購入したので紹介します。

 

 

Selle An-Atomica(セレ・アナトミカ)

X2

です。

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セレアナトミカにはいくつかシリーズがあるのですが、友人はX2を選んで購入しました。

 

理由としては

 

革を固定するリベットが六角ボルトナットになっていて革を取り外しできるから。

 

 

だそうです。

 

 

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 X1というモデルはX2より安いのですが、普通のリベットが打ち込まれていて革は交換できないようになっています。

 

 

 

ここで一つ疑問が浮かびました。

 

そもそも革サドルの革なんて交換するの??

というものです。

 

 

 

少し話がずれますが、

Selle An-Atomicaのサドルは、

ソファに座っているかのような乗り心地

と評されるくらい乗り心地が良いことで有名です。

 

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見てわかるようによくしなります。

 

BROOKSと比較するとSelle An-Atomicaのサドルはめちゃくちゃ柔らかいです

 

 

乗り心地を究極に追求した弊害か、セレ・アナトミカ X2は、

革サドルの特徴である耐久性を捨てています。

 

 セレアナトミカでは革は消耗品と考えているようです。

 

ここで革サドルの革を交換する理由に繋がってくるわけです。

 

 

耐久性がないのなら革を張り替えればいいという発想ですね。

セレアナトミカは革単品やリベット単品でも販売しているそうです。

 

 

 

このX2ほとんどのパーツを分解できます

こんな感じ

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ここで、

サドル先端の金具を固定しているボルトが共回りしてしまって取れない

という問題が発生。

 

 

ゴムの上に押し付けながらボルトを回すことで、なんとか外すことができました。ボルトには要グリスですね。

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金具を外したところを見てみると革に亀裂が入っていました。

 どういう経緯で入ったものかはわかりませんが残念ですね。

 

  

第2の問題

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サドルレールそれを差し込んでる金具の間にある白い筒状の樹脂、

恐らくはナイロンだろうということですが、こいつがサドルレールと擦れ削れて白い粉が...

 

その影響かはわかりませんがサドルレールがガタついていました。

 

性能面では問題ないのですが、少し気になりました。

 

 

 

そして第3の問題

 

 

コバ処理が雑、です。 

コバとは、革の断面のことを言います。

 

X2は二枚の革を積層してサドルを形成しています。 

 

一枚革から同じ厚さの部分を探して切り取るより、

薄い二枚を合わせて一枚にした方が、コストを安く抑えることができるのでおそらくはそういう理由でしょう。

 

 

 

このサドル、二枚の革の断面がガタガタなのです。

コストダウンするために工程を省いている弊害なのでしょう。こちらも性能面には関係してこないと思います。

 

 

 

そして気になるのは使い心地ですね

 

使い心地ですが、友人曰く

「座り心地は素晴らしいが、座ることによって革が潰れて広がる分、ペダルを踏み込む際に広がった革が太ももに擦れる

 

とのことでした。

 

 

メリットデメリットを包み隠さず話したつもりですので、参考になればと思います。

 

 

 

 

クロモリフレームの前三角を作った。クロモリ ラグフレーム作り ③

お久しぶりです。えんじです。

 

ここのところ忙しかったり体調面の問題もあったりでブログを更新していませんでした。

 

前回

フレームに使うパイプ紹介とパイプの座繰り。クロモリ ラグフレーム制作 ② - クロモリと神社と革と

 

クロモリラグフレーム作りの進捗報告をします。

 

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前三角の溶接が終わりました。

ラグを使うフレームですので、ラグパイプをはめて、その隙間に熱して溶かしサラサラになった真鍮ろうを流し込みます。

 

その際、フラックス(白い粉状の個体)水に溶かした液体をラグの中と表面、パイプの中と表面に塗ります。

 

これはフレームが熱で酸化するのを防ぐ役割と、ラグとパイプの隙間にろうを流れやすくする役割があります。

 

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写真に見える白い粉がフラックスです。フラックス熱すると透明になります。

 

 

そして写真にみえる金色のものが真鍮ろうです。細い棒状の真鍮ろうを溶かしてラグとパイプの隙間に流し込みます。

 

ラグの温度だけが高いラグの上に真鍮ろうが乗っかってしまいます。

 

かといってパイプの温度だけが高いラグとの隙間に真鍮ろうが流れ込まずにパイプに広がってしまいます。

 

ヘッドラグに少しだけ真鍮ろうが乗っかってしまいました。まあ削る手間が増えるだけで性能面にはさほど問題はありません。

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前三角の本付けが終わったので、次はチェーンステーエンドを仮付けしてbbラグにチェーンステーを差し込みます

 

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治具と呼ばれる工具にフレームをセットします。治具を作りたいフレームのサイズにセットして、そこにフレームをセットします。

 

長さを測ってしっかりと整えた治具にフレームがはまらない場合、それはフレームが正しい角度や長さで作られていないということになります。

 

 

フレーム作りの大まかな流れは

 

治具にセットして仮付け

ジグから外して本付け

定盤の上で芯出し

 

となります。

 

芯出しとはフレームの中心を出す作業です。

 

フレームの中心がぶれていれば乗っていて車体が勝手に傾きますよね。

曲がったフレームに仕上げないようにするために、正面から見てまっすぐになるように狂い取りをします。

 

まあ簡単に言うと曲がってるパイプを力を入れて強引に曲げてまっすぐにするだけです。ミリ単位の細かい作業でもあります。

 

 

 

続きはこっち

クロモリラグフレーム 後ろ三角を溶接した話 - クロモリと神社と革と

鳥居と神社は相性がいいという話

走りに行くことになりました。

 

友達と二人でのライドです。友達はビアンキのアンコラに乗っています。こいつは前に千葉県から北海道まで走った猛者です。

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いくつか神社に寄りました。

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私は鳥居に自転車を立てかけて写真を撮ることが多いです。自分を写さずに自転車を写すのは、自転車が自分の生き写しのような存在だからなのでしょうか。

千葉県 長南町 笠森観音へ行った話。

学業やバイトで1日丸々暇な時間を作れなく、遠くへ走りに行けていなかったのですが、この前1日暇な時間が出来ました。

 

ですので千葉県の長生郡、長南町にある笠森寺、別名笠森観音へ走りに行きました。

 

ブルホーンギドネットレバーでのロングライドは初でしたので、

 

どれほどきついかビクビクしながら走っていました。

 

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途中、いろんな神社やお寺に寄り道しましたが無事に笠森観音に着きました。

 

 

 

天台宗別格大本山  大悲山 笠森寺

 

長ったらしい名前が続きました。

 

天台宗とは

宗教の一つで、最澄と言う人が平安時代初期784年に開山しました。

 

 

 

別格大本山とは

寺格と呼ばれるお寺の位の事です。

 

上から順に

 

総本山

大本山

別格本山

本山

 

と言うランクです。

 

ですがwikiでは別格大本山となっていますね。大本山と別格本山の間、もしくは誤植でしょうか。

 

大悲山とは

山号のことです。

 

比叡山延暦寺

成田山新勝寺

 

大悲山笠森寺 となるわけです。

 

 

これで天台宗 別格大本山 大悲山 笠森寺 となります。

 

 

 

閑話休題

 

 

 

笠森寺 参道の入り口には新しい石灯籠今まさに設置されている瞬間でした

 

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看板です。長南町の魅力的な場所が数多く載っています。

 

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本殿へ続く参道の入り口です。

 

小さなお地蔵様がたくさん鎮座していました。赤子を模しているのでしょう。

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参道の途中にある名木、三本杉です。

この三本杉は根元が繋がっています

私は家族の絆のような印象を受けました。

 

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笠森の中にある笠森熊野神社

祭神は熊野権現です。

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こちらは子授楠と呼ばれる大きな楠です。

楠の木の幹に人が通れるような大きな穴が開いていて、ここを通ると

偶然こんな形状になったのでしょうか。面白いですね。

胴回りは6mほどでしょうか。かなり大きな楠です。

 

幹の穴を通るよと赤ちゃんが生まれる瞬間のシーンを重ね合わせてるのでしょう。ちょっとふくよかな方は通れなさそうですね。

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木の穴から観音様がみえますね。

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 天然記念物笠森寺自然林説明板
    1、名称 笠森寺自然林
    2、指定年月日 昭和45年1月3日
    3、指定理由 特別史跡名勝天然記念物及び史跡名勝天然記念物指定
          基準、天然記念物植物の部、第一  動物の部第六
          による。f:id:rin_efficiency:20171224223828j:image

 

この笠森寺自然林国の天然記念物に指定されています。笠森寺建立当時から守られてきた林なのです。

 

松尾芭蕉の俳句がありました。

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五月雨に

      この笠森を

              さしもぐさ

 

さしもぐさとは蓬(よもぎ)のことを言います。

 

 

松尾芭蕉は1682年(天和2年)にここを訪れてを奉納しました。

 

 

六月の梅雨の時期、森が笠となってよもぎを守ってあるように、人々もまたこの笠森に守られている という風に読んだ歌だそうです。

 

笠森に雨が降り注ぎ、木々や葉から雫が滴り落ちる様を見て歌ったのでしょうか。なんとも風情がありますね。

 

 

 

そしてこちらが門ですね。

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中にはカフェもありとてもくつろげる空間が広がっていました。

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手水舎。地下から汲み上げた霊泉だそう。がぶ飲みしました。

 

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門をくぐり右手には鐘に続く階段があります。

 

太平洋戦争での犠牲者を祀った御堂がありました。

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さらに階段を上ると鐘があります。ひと突きだけして合掌。体に響くようなどっしりとした重みのある音でした。

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 そして笠森寺観音堂です。笠森寺観音堂は国指定の重要文化財に指定されています。ずいぶん高いところに建てられています。

 

長元元年(1028年)後一条天皇の勅願で建立されたと伝えられています。

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 階段も急でした。木造なので少しヒヤヒヤしました。

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四方懸造と書いてあります。なにそれ????と思いますよね。

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懸造(がけつくり)とは 

崖や池などの上に建物を長い柱と貫で固定し,床下を支える建築方法のことを言います。

懸造崖造ともいいます。

 

 

この笠森観音は崖ではなく岩の上に建っている四方が懸造になっているのです。

61本の柱によって支えられているそうです。凄いですね

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他にも京都の清水寺懸造です。

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笠森観音に登ってみるとこうなっています。

 

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本堂の中には十一面観音菩薩鋳銅唐草文釣燈籠という釣り燈籠がありました。

 

1300年 
釣燈籠一対(国重文)が奉納されました。

 

つまり室町時代に作られたそうです。

 

釣り燈籠には文字がずらーーっとかかれていました。名前か何かでしょうか?

 

 

残念ながらこちらは撮影禁止ですので撮ることはできませんでした。

 

 

 

笠森観音の上から見下ろさとこんな感じ。結構高いですね。

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いい眺めです。

 

久しぶりのロングライドで疲れましたね。

 

 

千葉県 長柄町 大國主神社にいった話

目的地の笠森観音というお寺に向かう途中、以前行った神社に立ち寄りました。

 

千葉県 長柄町にある大國主神社です。

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大國主とは日本書紀古事記に登場する国津神の一人です。

 

国津神とは天孫(邇邇藝命ににぎのみこと)がこの地に降臨する前から国土を治めていた土着の神のことを指します。

 

反対に天照大神などがいる高天原の神

天津神

と呼びます。

 

 

閑話休題

 

 

ここの大国主神でっかい杉の御神木が二本聳え立っていました。

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ですが以前行った2015年2月から2017年の間に一本が伐採されてしまいました。

 

 

内部の腐食でしょうか?内部が空洞になっていました。

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実際に切り株に乗って見下ろすと、どれだけ大きかったかがわかります。

 

倒木の危険があるのはわかりますが少し残念な気持ちもありますね。

 

もう片方の御神木はまだまだ元気でした。

 

高さ20mか25mかそのあたりで、

幹囲は以前来た時、3人で手を広げて届くか届かないかだったと思うので6m程だと思います。

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以前来た時は注連縄がしっかりついていて悠然とした雰囲気を漂わせていました。

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が、今回来て見ると注連縄が解けてしまっていました。何やら封印が解かれてしまった感じがして落ち着かないですね。完全にゲーム脳です。

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そして、短長どちらかで表すと長めの階段を登って本殿へ向かいます。

 

 

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神社の三大趣のある場所」はどこと聞かれたら

 

鳥居・階段・本殿

 

と答えると思います。。あくまでも個人のイメージです。

 

サイクリングやポタリング目的地へ向かう道中が楽しいですね

もちろん目的地で楽しむのが一番ですが、道中で楽しめればそれが終わってしまってもまだ目的地で楽しめる、と自分を鼓舞できますしね。

 

 

 

大國主神社

〒297-0223 千葉県長生郡長柄町大津倉 長柄町大津倉602
https://goo.gl/maps/TkWVD9F5pB42

 

 

 

インドカレーのお店に行った話

本場のカレーが食べたくなったのでカレーを食べに行こうと思いました。

 

近所にあって、行ったことのなかったインドカレー屋に行きました。

 

 

メニューはこんな感じでした

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私はメニューにはなってないオクラと玉ねぎのカレーを注文。ナンではなくサフランライスを注文しました。

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ピリ辛で注文したのですが思ったより辛く、辛いものが苦手な私からしたらきついところでしたがなんとか食べきりました。味は素晴らしかったです。

 

 

 

ところで、 

 

ナンはあの形状なのでしょうか。

 

 

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調べたところ、

棒状に伸ばした生地を鞭のように腕のスナップで投げて釜に貼り付けるため、このような形状になる説

 

 

生地の両端を手で持って引っ張って伸ばす説

 

があるらしいです。

 

なのであの鍵穴のような楕円のような形状になるそうです。

 

そうナンですね。

 

 

割り箸で神社をつくった。

私は神社が好きです。そして何かを作るのもまた好きです。

 

神棚のある家に憧れていていいなぁ〜と思っていた時期があり、その時お金が全くなかったのでなんとか低予算で神社の模型みたいなものをつくれないか...と考えた結果、割り箸という素材を見つけたのでそれで神社を作り神棚として祀ろう!的なことを考えていました。

 

 

 前ににちゃん山車を割り箸で作った方がいらっしゃったのを見て、神社作りてえなと思ったのも作った理由の一つですね。

 

 

 

 

頭の中に設計図があったのでそれを頼りにして作り始めました。

 一応日吉造という構造の神社をモチーフにつくりました。日吉造が一番構造的に美しいと思っています。

 

 

 

まずは神社の壁、羽目板を作りました。割り箸を一本一本長さを図ってカッターで切断の繰り返しです。この時の作業用bgmは東方アレンジメドレーでした。お気に入りは妖怪の山です。

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次にこの壁を乗っける土台、という廊下のような部分と階段をつくりました。

 ここらへんも頭の中の設計図に従ってつくりました。

 

 

つまりです。

 

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これをひっくり返して

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こう

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階段がうまくいってなかったので取り外して作り直し、脇障子の骨組みだけを取り付け。

それと羽目板の上部分、斗供をつける部分を拡張しました。

 

 

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ちなみに擬宝珠と呼ばれる柵のようなところは、 爪楊枝と竹串を使いました。

 

 

 

 

拡張した部分に斗供をつけるとこんな感じになりました。なんとなく様になってきた気がしますが、屋根がないとやはり締まりませんね。

 

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ここまでで暇な時間にコツコツと作業や試行錯誤をして.四ヶ月くらいかかってます...途中何度も飽きたのですが完成させなきゃいけないという謎の使命感のもと頑張りました。

 

 

そして屋根に取り掛かります。日吉造特有の屋根です。私はバカなのでこの屋根の構造も実際に割り箸を切ってボンドをつけて組み立ててみないと理解できませんでした。

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屋根の裏には垂木にあたる部分を貼っつけました。f:id:rin_efficiency:20171215014144j:image

 

 この垂木を貼る作業だけでも相当時間がかかりました。こういう単純に切るものが多い作業は脳死して作ると案外早く終わりますね。初めと終わりしか記憶が残っていません。

 

 

そして屋根と胴を組み合わせるとこうなります。

 

やっと様になってきましたね...

 

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 f:id:rin_efficiency:20171215014403j:image

 

 

 

最後に向拝柱というものを取り付けてとりあえずはおしまい!屋根の謎空間とかそもそも鳥居とかその他諸々をつくってないけど、今はこれが精一杯ですね。

 

 

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建物の各部名称や造りの名称などを調べながらやったので結構知識が身につきました。何に使うでもないんですけど。

そのせいかなんだかんだ言って一年くらい時間がかかったかもしれません。見本がない分手探りで進めて行ったのでかなり完成が遅れましたね。

 

 

 

でも遊んでるから正直結構いい出来になったと思っています。設計図も何も書かないでここまで作れるのかと完成させた自分が一番驚いています...

 

自分で作ったものを客観的に見るのは結構難しいものですので、この割り箸神社をみてこうした方がいいだろ!とかここどうなってんの??とか感想を下さると嬉しいです。批判でも賞賛でもどんとこいですのでお待ちしています!

 

フレームに使うパイプ紹介とパイプの座繰り。クロモリ ラグ フレーム製作②

前回の真鍮ろう流し練習が終わり、本格的にラグフレームの制作に取り掛かります。

 

 

前回

ラグの真鍮ろう流し練習 ラグフレーム制作① - クロモリと神社と革と

 

クロモリのパイプ紹介

 

今回使うパイプは、カイセ022と言うクロモリパイプです。

 

カイセは他にも.

024.019.017.4130Rや8630.8630Rなど様々な種類のパイプがあります。

 

これらのパイプの違いは何かというと

 

薄さと強度と加工の違いです。

 

カイセイ、コロンバスのパイプの種類についてはこちら

クロモリのパイプの種類について、カイセイ?コロンバス? - クロモリと神社と革と

 

 

パイプの素材(クロモリやニッケルモリ、マンモリ)についてはこちらをどうぞ。

クロモリ、ニッケルモリ、マンモリの違いとは??クロモリフレームは何故細い???? - クロモリと神社と革と

さて、

まずはパイプラグが配られました。f:id:rin_efficiency:20171210182156j:image

 

パイプは先ほど紹介したカイセイ022

 

トップチューブ(25.4mm)

ダウンチューブ、シートチューブ(28.6mm)

シートステー、チェーンステー×2

のパイプが配布されました。

 

ラグロンシェンというメーカーのイタリアンカットというシンプルで直線上な感じのラグです

f:id:rin_efficiency:20171210183241j:imageこちらの写真はロンシェンのものではないです。前回の流用ですね。

 

他にもコンチネンタルカットという種類のラグもあり、そっちは少し複雑でおしゃれな装飾性の高い形状のラグです。

こんな感じの。

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閑話休題

 

まずはパイプを座繰りますざぐりです。

 

 

パイプの先端とパイプの曲面を合わせようとしてもうまくはまらないので、パイプの先端をパイプの角度と径に沿ってざぐります。f:id:rin_efficiency:20171210183641j:image

 

使うパイプはダブルバテットで、シートチューブだけ、シングルバテットです。

 

理由はシートポストを差し込む部分の径が違うと、内側でガタが出てしまう上に薄すぎると強度が保てないからです。

f:id:rin_efficiency:20171210183942j:imageよーく見るとわかるのですが、内径が途中で変わっています。これがバテットです。

 

 

フレームの前三角をこんな感じに座繰りました。f:id:rin_efficiency:20171210184053j:image

 

 

BBシェルにパイプを差し込み、シートチューブの長さを図り、切断します。f:id:rin_efficiency:20171210184639j:image

 

 

 

 

適切な長さへの切断や座繰りは失敗もなく無事終わりました。

 

作業が進み次第ブログ更新します。

 

それではまた。

 

 

 

続きはこっち。

クロモリフレームの前三角を作った。クロモリ ラグフレーム作り ③ - クロモリと神社と革と

HITOHATA いちごの練り生石鹸を試してみた話。

先日買い物をしに三井アウトレットパークへ行ったのですが、そこである商品の宣伝販売をしているのが目に付いたのでふらっと立ち寄りました。

 

 

 

 

こちらです。

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HITOHATAのスキンケア商品。いちポリ 練り生石鹸です。

 

「いちごの石鹸かぁいい匂いでもするのかな」

 

くらいの気持ちで眺めていたら店員さんが声をかけてくださいました。

 

 

 

話を聞いてわかったことは、

 

  • いちごポリフェノール豆乳発酵液オレンジ果皮エキスなど体にいい成分が含まれている。

 

  • 爪ほどの量大量に泡立つので、朝夜の洗顔なら一ヶ月半程度、夜だけなら三ヶ月程度使える。

 

  • 美白、保湿効果がある。

 

ということでした。

 

 

 いちごの匂いはせず、柑橘系の匂いがしました。オレンジ果皮エキスの匂いでしょうか。

 

どこにでもある売り文句な印象があったので「へぇ」という感想止まりでしたが、

 

そうしたら実際にいちごねり石鹸を試せるということでしたので、体験しました。

 

f:id:rin_efficiency:20171207085731j:imageこんな感じで店員の方に洗ってもらいました。

 

感想としては、

 

  • 泡の弾力が強く吸着力を感じた

 

  • 水切れがとてもいい。

 

  • 洗った右手とそうでない左手を比べると確かに美白効果があった。

 

  • 洗浄後の手がしっとりとしていて保湿力を実感できた。

 

です。

 

 

弾力は申し分なく、泡を両手のひらで押しつぶし、手のひらを開くと泡の吸着力を感じられました。洗顔として顔に泡を強く押し付けて離せば、吸着力で毛穴の汚れを落としてくれるには十分な吸着力だと思います。

 

このような写真がありました。弾力がわかると思います。f:id:rin_efficiency:20171207091006j:image

 

 

 

水切れに関して

 

このように水に勢いがなくとも石鹸がスルスルと流れていきました。肌に無駄に残らないので朝などは少し助かるかもしれません。

 

水切れに関しては素晴らしいと思います

f:id:rin_efficiency:20171207090240j:imagef:id:rin_efficiency:20171207090609j:image

 

 

 

美白効果に関して

 

私と友人tは色白ではないのですが、比べるとまあかわってるかな?くらいの違いでした。

 

友人mに関してはもともと色白なのが、左右を比べても違いがはっきりわかりました。店員さんも驚いていました。

 

 

保湿力に関して

 

 

手を洗った直後は肌の表面がしっとりとしてすべすべしました。持続力はそれほどないです。同販売しているクリームを使うべきなんでしょうね。

 

 

 

総評

 

ネットでは美白効果はあまりない、や洗浄しても変化がない、というコメントもちらほら見かけましたが、

 私は違いを実感できました。

 

 

元から色白の友人mがさらに白くなったので効果はやはり個人差があるのだと思います。

 

他人の評価だけではなく、実際に体験した結果実感できることもありますからね。

 

f:id:rin_efficiency:20171207092940j:image 友人tが購入しました。やはり決め手は美白効果保湿力でしたね。

 

サイトはこちらから。

  ㈱HITOHATA(ひとはた)/いちポリ練り生石鹸 通販サイト / 商品詳細/練り生石鹸

 

ラグの真鍮ろう流し練習 ラグフレーム制作①

私は自転車の専門学校へ通っています。メンテナンスの授業が終わり、久しぶりのビルディングの授業が始まりました。

 

この時期から二月の中旬にかけてクロモリラグフレームの自転車を製作します。

自作のラグフレームですね。

 

ラグにパイプを差し込み、そこへ溶かした真鍮ろうを流し込み溶接、そして角度などの精度を出して一つのクロモリフレームを仕上げます。

 

 

その第1段階として、ラグとパイプの隙間にろうを流し込む練習をしました。

 

 

 

  • 工程

 

 

ラグフレームは初め、ラグとフレームが別途になっています。

こんなかんじ。f:id:rin_efficiency:20171207174038j:image

 

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今回使用したラグはダイカストと呼ばれる製造法...ようは金属をプレスしてラグを製造する方法です。

 

「ロストワックス」と言われるろうを溶かして石膏型を作る製造法でつくられるラグと比較して、金型を何度も流用できるので大量生産に向いています。

 

 

 

パイプはプレーン管、ノーマル管と呼ばれるパイプを使用しました。

 

最近のスポーツ車バテット加工が施されているフレームが大半を占めます。

 

バテット加工というのは、パイプの内側に段差をつける加工のことで、パイプの中央を薄くして軽量化を図ることができます。 

わかりやすい画像があったので載せておきます。

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はじめにパイプとパイプが繋がるように片方のパイプを座繰ります。

 

配布された座繰りシートと呼ばれるシールをパイプに貼り、その曲面に合うようにヤスリで削ります。座繰りシートは3DCADで作られています。f:id:rin_efficiency:20171207175440j:image

 

 

 

ラグにパイプが通るか確認をします。

ここでパイプがスルッと通らないといけません。

 

ラグにうまくパイプがはまらなかったので、ラグの内面を削ります。パイプを削った方が楽なのですが、強度に問題が出るので丈夫なラグの方をリューターで削りました。

 

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f:id:rin_efficiency:20171207174708j:image気持ちよくパイプが通りました。

 

 

ここから溶接に入ります。

ラグとパイプを高温の炎で熱し、ラグとパイプの隙間に真鍮ろうというものを流し込んで二つが外れないように固定します。

 

 

 

ラグフレームとは別にラグレスというラグを使わないフレームがありますが、実はろうを流し込むという面で言えばどちらとも同じです。

 

ラグレスフレームはパイプとパイプを合わせて、その間にろうを流し込みます。そして強度を出すためにパイプの接合部の上に真鍮ろうを盛ります。

これをフィレット加工といいます。

 

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閑話休題

 

 

 

ろう流しをした結果、こんな感じになりました。f:id:rin_efficiency:20171208010000j:image

黒い部分は鉄が焦げているのではなく、鉄を焦がさないために塗ってあるフラックスというものが焦げているだけです。

 

フラックスが焦げる=炎の温度が高い

 

炎の温度管理ができていない、未熟な証拠です。

 

パイプは熱で変形します。よってなるべく低い温度の炎で溶接するのが理想です。

 

このろう流しはぱっと見なんとなく綺麗に見えますが裏はフラックスが真っ黒です。上手い人と比べて時間もかかっているので、作業の無駄を省いた効率化したりするのも今後の課題ですね。 

 

本日はここまで。

 

 

続きはこちら。

フレームに使うパイプ紹介とパイプの座繰り。クロモリ ラグ フレーム製作② - クロモリと神社と革と

 

女性用Brooks B17 S Specialサドルを買った話

今年からレザークラフトを始めて革に興味を持ちました。

 

革の持つ独特の風合いや質感に心を奪われてしまった私は、前々から少し気になっていたものを購入するか真剣に考え、悩んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

届きました。

 

Brooks England B17 S Specialf:id:rin_efficiency:20171204175703j:imagef:id:rin_efficiency:20171204175712j:image

 

 

こんな感じの箱に入ってました。(影に気を使え)

 

中身はというと

 

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注文したハニー色のサドルとテンション張りの工具、それと封にはいった説明書と専用オイルがついてました。

 

サドル革を絞って形成してるせいか先端と後ろロゴ付近の色が淡くなっています。素晴らしい色合いですね。

 

 

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説明書にすら手を抜かないブルックス。どこまでも購入者を満足させる工夫と努力が詰め込まれてますね。

 

肝心のサドル

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このB17 S Specialというモデルは局部の圧迫を避けるために穴あき加工が施されています。

 

更に、全長が275mmから242mmへ変更されています。

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ブルックス製品ではないですが、前のサドルと比較しても小さいことがわかります。

 

スッキリとした見た目が特徴のクロモリでかいサドルをつけるのは個人的には"無し"だと思っているので私はあえて女性用ブルックスサドルを購入しました。

 

実際、先端に座ることのほとんどない私の乗り方では全く支障がありませんでした。

 

よくブルックスのサドルは初めがとても硬いという話を聞きますが、お尻の二点でしっかりと座れているので硬さはあったものの革のしなりとも相まってかなり乗り心地が良い印象でした。

 

f:id:rin_efficiency:20171204171558j:imageこのB17 S Specialは他に比べて革が柔らかめなのか、側面の穴に紐を通して革が広がらないような工夫が施されています。

 

紐通し穴をおしゃれ!と捉えるか、ちょっと不安、と捉えるかは人それぞれですが、私は他のサドルにないB17 S Special個性だと思っています。

 

 

 

実際に取り付けて見ると

 

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サドルを変えるだけで印象がガラッと変わりました。

 

例えるなら、黒髪の人が急に茶髪へ染めたようなそんな変化です。黒サドルで見慣れているのでとても新鮮で衝撃を受けました。

 

 

 

 

手入れとしては、付属しているオイルサドル表面に塗りました。写真では分かりにくいですが塗ってあります。

 

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革を柔らかくしてお尻の形状に変形しやすくするためのオイルでしょうか。革専用の他のオイルでもいいと思うのですがせっかく純正品があるので使用。なんとも言えないやさしめの刺激臭がくせになりそうです。

 

 

オイルを塗ると黒い筋のような模様が浮かんできました。

 

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塗って染み込んだオイルをふき取ると黒い模様は薄くなったのでまあ良しとします。多分牛の血管か筋かなにかの後だと思います。これも味ですね。

 

 

 

 

さて、

 

ブルックスユーザーならオイルを塗る頻度が気になるところですよね。

 

頻繁に、それこそ毎日オイルを塗れば柔らかくはなりますが、その分ヘタりが早くなります。

 

 

 ですので、お尻の形にサドルが馴染んでくるまでは3日に一度

そしてお尻の形に変わってきたら塗る頻度を

三ヶ月から六ヶ月(公式通り)にしようと思います。

オイルの塗りすぎだけは良くないですからね。安い買い物ではないので失敗はしないように安全な方法を選びます。

 

 

経年変化が楽しみで仕方がないです。また革の色が変わる頃に記事を書くこととします。