千葉県 印西市 松虫寺に行った話
以前私は京都に行った際、時間の都合上寄れなかったお寺があった。
「華厳寺」と呼ばれるそのお寺は別名、
「鈴虫寺」
と呼ばれている。
そして鈴虫寺について調べていると、似たような名前のお寺が存在するのを見つけた。
「松虫寺」
そう呼ばれるお寺があるのは千葉県。千葉県である。
...えっ、めっちゃ近所じゃん
てことで行った時の写真です。
松虫寺
真言宗豊山派とはなんぞや??というと、
日本の仏教宗派の一つで、新義真言宗の一派です。
新義真言宗とは、空海(弘法大師)をする真言宗の宗派のことです。
「意蜜」という三つの行を行うことによって、大日如来が加持身となって説いてもらうことが「新義真言宗」の本質です。
写真に写ってる奥の自転車はキャノンデールは私の旧車です。
手前の自転車は、友達のジオス ミストラルをブルホーン バーコン仕様にしたものです。このあたりの話もしたいですね(時間があれば)
そしてきになるのは松虫寺の由来。
何故「松虫寺」と呼ばれるようになったかというと、
聖武天皇の第3皇女「松虫姫」が病にかかって今の印西の地へ訪れた。
病で亡くなった後、四聖の一人とも言われる「行基」が開山となって創建したそうです。
お偉いさんの娘が都から離れた地で暮らし、没後その娘の寺社が建てられる、という話はよくあることなのでしょうか。高津姫といい松虫姫といいそのような伝説が多いのは面白いですね。
門前に大きな木があったので撮影。御神木のようにも感じました。
阿吽の像がお出迎え。
参拝後、マツムシコーヒーと呼ばれるカフェがあったので寄り道しました。
コーヒーに関しては詳しくありませんが、とても美味しかったです。
店内に自転車がインテリアとして飾ってあり、店長の趣味の良さが伺えました。
写真を見る限り7400のハブでしょうか。組み方が表が逆jis、裏がjisです。
インテリアとして置いてあるものをそこまで見る意味はないんですけど、ついどんな組み方をしてるか気になってしまうのは仕方ないですね。
ブルジョワの友人がご馳走してくれました。かっこいいですね笑
見に行ったのは春を迎える少し前。この頃と比較して自転車や寺社について多少知識が増えた気がしますが、まだまだですね。勉強の毎日です。楽しんで行きましょう!
千葉県 養老渓谷に行った話。
皆さんは東方風神録という、シューティングゲームを知っているだろうか。
私は「秋」と言えば真っ先にこのゲームが頭に浮かんできて脳内でフォールオブフォールと妖怪の山が流れるまである。
そのせいか、秋=滝 というイメージが固まってしまっている。
だから滝を見にいこう!
ということで友達を誘って千葉県 養老渓谷に行きました。
(当時、というか今もだが、東方が好きだから滝を見に行ったということは話していない。)
家を出発して少し走るとこの濃霧である。
信号の間隔が長いおかげで普段通り走れたが、これが都会だったら速度を上げて走れなかっただろう。髪の毛びちょびちょでメガネやスマホのカメラレンズが曇りまくった。
途中、神社へ寄り道。
御神木の公孫樹が紅葉していてとても綺麗でした。
朝の5時ごろにトイレを求めて寄ったのですが、掃き掃除をしているおばあちゃんに「トイレありますか?」と5回くらいお尋ねしたのだが、全て一方的に会話をされてトイレの在り処がわからずに去って行ってしまいました。
ここの手水舎の龍??はとても奇妙な顔をしていて面白いですね。
そして養老渓谷へ到着。
まずは弘文洞跡へ。
弘文洞は今からおよそ140年前、耕地を開拓するため、養老川の支流、蕪来川を川まわしして造った隧道(トンネル)だそうです。
しかし1979年に頭頂部が崩落してしまい、弘文洞"跡になってしまったそうです。
私は洞窟より今の形状の方が渓谷感があって好きですね。
そして目当ての養老の滝。別名、粟又の滝へ。
入り口には門があり、ここを潜って降ります。
降ってる途中の川の様子。川と一緒に降るんですね。
そして粟又の滝とご対面。
全国的に見ると大きい、とは言えないのかもしれませんが、100メートルを緩やかに流れ最後には轟音を立てて飛沫をあげるその様子はとても雅で風情を感じさせる上品なものでした。
当時の私は何を考えていたのか、自転車の写真を全く撮っていませんでした...次養老渓谷へ行った時は自転車の写真撮りまくる!
高津比咩神社の歴史と高津姫伝説の話。
皆さんの近所に神社はありますか?⛩
神社というのは、昔は人が集う社交場的な役目もあったそうです。
地域の方々が神社に集い、会話を楽しみそして信仰を捧げる。そうして集落全体の団結を固めて強く生きていたのでしょうか。
私は神社巡りが趣味なのでよく神社へ行きます。
遠くの神社へ行くというよりは、近所から虱潰しに巡って行き初めてその街から出るという感じですね。
そのせいもあって自転車というツールは私の中で欠かせないものになってます。
さて、お気に入りの神社を紹介します。
高津比咩神社 場所は千葉県の下総、八千代市です。
祭神は多岐都比売命、大国主命、木花開耶姫命の神さま達や北斗北辰、間宮庄五郎源高秀で、他にもいくつかの分社が境内にあります。
多岐都比売命と高津姫は同一視されているそうです。
文久3年(1863年)に住職が記した「高津観音堂本尊縁起」にはこう書いてある。
「平安前期、菅原道真を追放した祟りで亡くなった藤原時平の妻と第五息女高津姫は、東下りをして下総の久々田に漂流した時、舟が石となった。
姫は三山から当地に落ち着き、花の洛の昔を偲び亡父を慕いながら当地で一生を終えた。彼女が守り本尊としていたのが十一面観世音菩薩で、高津観音寺に安置された。
高津姫は高津比咩神社に祀られ、当地の産神様となった。」
これは高津姫伝説と呼ばれています。
高津姫が亡き父のことを心から慕っていたのを領主の千葉さんが感動して、地名を「高津」と命名したそうです。
(神奈川にも高津があったと思いますがそちらの方はどうなんでしょうか...)
高津姫は地域の方々ととても良好な関係を築いており、高津姫が亡くなった後も領民たちは高津姫のことを想い、感謝をしてお墓を建てた。それが高津比咩神社、という説があるそうです。(諸説あり)
死んでからも想われるなんてよっぽど領民を大事にしていたのでしょう。姫も領民たちも互いに支え合って強く逞しく生きていたのでしょうね。
そしてその神社が今もなお残っているということが、先人たちが歴史を紡いできたという証拠であり成果なのでしょう。
当時の人達の想いや願いが形となってできた神社が今もなお変わらずに残ってること自体ロマンチックでノスタルジックですね!
高津比咩神社についてはまだまだ語りたいことだらけなのですが文字だけではつまらないのでここまでにしましょう。
千葉県松戸市 紫陽花寺に行った話。
私は神社と寺が大がつくほど好きです。
大人の自転車乗りは神社やお寺を巡るのが好きな人が多いのではないでしょうか?
自転車はほとんど道を選ばず走れる上に乗り降りが楽なため、公道を走ってて気になった細道があればふっと入っていけて、気になったお店があればささっと寄っていけるという利点があります。
私はちょっと寂れた道や急に古民家が立ち並ぶような通りが大好きなのでよく道を外れます。
そうして道を外れると結果として神社やお寺がある、なんてことが多いのです。
寺社が放つ独特で神聖な雰囲気に誘われているのですかね。
別名 「あじさい寺」と呼ばれている寺でもあり、日蓮宗の本山で三宝尊を祀っています。
私は最初、さんほうそん?お酒の名前?
と思ってました。
三宝尊とは
「三つの宝を尊ぶ」
という意味です。
仏教では三宝と呼ばれる
仏・法・僧
というものが存在します。
仏の第一を、釈迦如来とし
法の第一を、法華経とし
僧の第一を、日蓮としている。
この三つの第一を本尊(一番大事にされている仏像や経典のこと)にまとめたものを「三宝尊」と言います。
要するに、大事なものを一つにまとめて祀ってる、というわけです。
お寺に来たら難しいことは考えずに感謝の心を持ってお祈りすればいいんです。休みの日に難しいことなんて考える必要はありません。
本土寺は梅雨の時期、紫陽花がとても綺麗に咲き誇ります。「あじさい寺」と別名がつくほどです。
本土寺には重要文化財の梵鐘があるのですが、なぜか写真を撮っていませんでした。残念。
私は梅雨の時期にこのお寺へ行ったので紫陽花が見頃でしたが、
3〜4月 には100本以上の ソメイヨシノや八重桜
6月上旬 には5000本の花菖蒲
11月下旬 には 1500本の山もみじや山盃、秋山紅
が見頃らしいです。
今の時期は紅葉真っ盛りシーズンなのでたくさんの紅葉などが咲き乱れていることでしょう。
(いや今本土寺行って写真撮ってこいよって言われそう)
季節が移ろう度に、その時にしか見られないそれぞれの美しさがあるんですね。日本の四季の素晴らしさを感じました。
アジサイの話
デルフィニジンというもので、ここに助色素とアルミイオンが加わると青く変色するそうです。
そして、土壌のphで青になったり赤になったりするらしいです。
何故こんな話をしたかというと、
茎まで色がついてるんですよ。この時初めてこうなってるのを知りました。
その上私たちが花だと思ってる部分は実は「萼(がく)」らしいです。
知らないことだらけです。新しい発見があると一つ賢くなった気分になりますね。
ロードバイク用の本革サドルバッグを自作した話
自己紹介文にも綴っていますが私は自転車の専門学校へ通っています。そこでは自転車の授業とは別で「ゼミ」というものが存在して、私が革と初めて出会ったのはその「ゼミ」でした。
私が受けたのは「サドルバッグ制作ゼミ」です。本革を使用した手縫いのサドルバッグを作成する、というものですね。
数ある自転車の中でもランドナーやスポルティーフなどのツーリング系自転車やクロモリ系のロードバイクには革が合うと思っています。
私が乗っているのはクロモリなのでそういう面もあってこのゼミを受けようと思ったんです。
まず、
長方形の革が配られ、その革を講師の指示で型紙に沿って革包丁で革を切断。
その後端から4mmのところに線をけがき、菱目打ちで穴を開けていきます。
これが菱目打ちです。
これを革に突き立ててゴム製ハンマーで叩いて貫通させます。ここで貫通しないと針がしっかり通らずに折れてしまいます。
途中経過です。
製作段階で革に傷が入ってしまったり縫い目がずれてしまったりと失敗がありましたが概ねいい感じにすすめられました。
なんだかんだ授業を経て完成させたのがこちらです。
ロードバイクやツーリング車、MTBなどどのサドルレール、ハンドルに取り付けられ、ショルダーベルトを取り付けることによって自転車から外して街でも使えるいう優れものです。
2wayとかマルチバッグとか言えばいいのですかね。
ただ、サドルレールにつけるとバッグ本体が振られてしまい走行性は良くなかったのでハンドルにつけるのが良さそうでした。
今回作った革サドルバッグよりもいい形状のものがありそうなので、今作品を改善したのを追々作っていきたいですね。
革の話
このサドルバッグはタンニン鞣しのイタリアンレザーを使用しています。
牛革には
・植物のタンニンを使ってなめす「タンニン鞣し」
・薬品を使ってなめす「クロム鞣し」
・クロムとタンニンの両方を使う「コンビ鞣し」
この三種類の鞣し方があるそうです。
私がゼミで使用したのは「タンニン鞣し」と呼ばれる革で、"エイジング"が一番はっきりわかり、革の繊維を一番殺さない革に優しい?なめしです。
たびたび革製品に使われる「味が出る」や「色味が濃くなる」「艶が出る」と言われる言葉は、タンニン鞣しやコンビ鞣しの革に現れる
「経年変化(エイジング)」
と呼ばれる変化のことを指しています。
「タンニン鞣し」や、「コンビ鞣し」はこの「経年変化(エイジング)」で革に味が出るわけです。
詳しく言うと、
手の油や水分が革に馴染んで色合いが濃くなったり、
幾度も折り曲げを繰り返すことで革が馴染んで柔らかくなったり、
という変化が「経年変化(エイジング)」です。
ちなみに私が以前自作したスマホケース なのですが、手の油によってここまで色が変化しました。
経年変化?エイジング?どっちで言えばいいんだよ!となりましたら
それはもう好きな方を選びましょう。
私は経年変化と呼んでいます。日本語の方が親しみ深いですからね。
因みにゼミで作ったサドルバッグはこのように変化しました。
比較すると...
...この差である。
私の場合、急な雨などで濡らしてしまったこともあってあまりよろしくない色の変化をしてしまったのだが、それも味だと思えばいいでしょう。
タンニンやコンビの革は、使えば使うほど味が出て自分にピタッとあうようなものに変化していきます。
自分と同じように成長する革とともに長い時間を過ごせるのも革の丈夫さあってのものです。
クロモリと合わせて風情や趣を感じながら走るというのもなかなか乙ではないでしょうか。
牛床革でロール型工具入れ?サドルバッグ?を自作した話。
突然ですが、カーボンフレームやアルミフレームは耐用年数が長くても15年ほどです。それは紫外線による経年劣化や金属疲労によるものだから仕方がありません。
だが一般的なクロモリは耐用年数が非常に長いです。よそで語られているのでクロモリについての説明はまた今度するとして、何がいいたいかというと
「一生物は素晴らしい財産である」ということです。
革の話をします。
クロモリには革が似合います。
それは昔からクロモリとともにセットで使用されてきたからだと考えています。耐久性が高く、タンニンレザーは使えば使うほど経年変化による味が出てきますし、艶が出たり色味が濃くなったりと様々な変化をもたらしてくれます。
クロモリと革、共通してるのは耐久年数の高さ です。
なんだかんだクロモリと革が好きなわけです。
ですので、
牛床革でロール型サドルバッグを作りました!
余っていた牛床革を使い
「ダンシングをしても振れない工具入れ」
というコンセプトで作成しました。
ブルックスなどの革サドルには専用のバッグのベルトを通すことのできる金具が付いているが、普通のサドルにはそんなものはありません。
なら普通のサドルで革のバッグとか使いたいんだけどどうすれば...?という疑問から生まれたので自作した次第です。
このロール型サドルバッグはサドル裏のレールにベルトを通すことで取り付けることができるのでどんな自転車にも対応できます。
その上ベルトの締め付けを強くすればダンシングしても振れることがない!
この点が素晴らしいですね。
それに被せ蓋も縫い付けてあるので工具が飛び散ることもありません。
何より素晴らしい点は
「革のかっこよさと値段の安さの両立」
だと思います。革が持つ質感の良さ、ロール型のかっこよさを維持しつつ、床革を使うことでコストを抑えることができました。。床革は普通の革に比べて耐久性に劣るのだが、工具入れとして必要な耐久性は確保できたので妥協範囲内でしょう。
自転車は性能が全てだ!という人は多い。だが私は性能よりも見た目の美しさを意識したい派です。その上で革という素材は私の中で外せないものとして大きな存在感を発揮していると言えますね。
ビンテージ好きでもある私としては
クロモリ+革=ビンテージ
という式は過言ではないと考えています。
革製品を使ったことがない人は一度使ってみると新しい道が拓けるかもしれませんね。
せっかくなのでブルックス用に改造して見ました。
横につけるとまた違ったかっこよさがありますね!
ロール型サドルバッグ ?ロール型ツールケース?ロール型工具入れ?名前がしっくりこないんですよね。なんとなく工具入れが合いそうな気がします。
ということで、ロール型工具入れを作ったお話でした。
新たに赤い牛床革で四角いサドルバッグを作ってみた記事はこちら。
ブログ始めました。
新しくブログを始めました。遠寺 えんじ といいます。
自転車屋で働きながら自転車専門学校へ通っています。自転車の自由さ楽しさを発信していけたらなと思ってます。
前置きはここまでにして、
愛車の紹介をします。
私が乗ってる自転車はジオスのコンパクトプロ?と思われるものです。
105の1055が搭載されていましたが105 5600に変更。ドロハンからブルホーンに変えてstiからギドネットレバーとwレバーに変えてます。
ビンテージ感を出したくて革のサドルバッグと小物が入るポーチを自作して取り付けているのですが気持ち悪さが滲み出てる気がしますね。
初めはキャノンデールのcaad8に乗っていたのですがクロモリの良さを知りたくて購入。
アルミの自転車しか乗ったことがなく、初めてクロモリのロードバイクでダンシングをした時「しなりがすげえ!!」と驚きました。
この自転車に乗っていろんなところに行って、ブログを更新していこうと思ってますのでよろしくお願いします。
自転車制作の過程はこちら