クロモリロードバイク 2つのデメリットを徹底分析。自転車専門学生が語る。
お久しぶりです、えんじです。
前回はクロモリロードバイクの10のメリットについて徹底解説しました。
bicycle-efficiency.hatenablog.com
今回はクロモリロードバイクの2つのデメリットについてオブラートに包まず分析していきます。
メリットに比べてデメリットは1/5と少ないように感じますが、大事なのは量より質です。
おそらくこのデメリットというものを追求していくことでなぜクロモリフレームが時代の流れに置いていかれつつあるのかがわかると思います。
さて、
クロモリの欠点
比重が大きく、初速が遅れる
比重が大きい、要するに重いです。 パイプによってはカーボンに匹敵するレベルの があったりというものがありますが、一般的なクロモリフレームでの話です。
重いが故に、カーボン、クロモリと同ギア比での初速(漕ぎ出す瞬間の速度)を比べた場合、体感的にクロモリの方が遅く感じます。
初速が遅い=コーナリングからの反応、坂での反応も遅れる
ということになります。
オシャレ重視マンの私とは違ってレースに全振りしてるレーサーの友人に乗り心地を伺ったところ
「振りの重さが圧倒的に違う。踏んだ力が脚に帰ってこない。」
という意見を頂きました。
踏み込んだ瞬間にクランク周りがしなることで力が逃げ、結果的に反発が脚に帰ってこないというわけです。
しなりを利用して振り子のように走る、とよく聞きますが、
果たして本当にしなりによる応力が推進力に変わっているのか甚だ疑問でしたので、デメリット入りいたしました。
それと私はクロモリに関しては断固としてアンチ振動吸収性ですので、しなりを推進力に変えられなく、なおかつ振動吸収性もないといよいよ性能面でのメリットが丈夫さ以外見当たらなくなってきました。
振動吸収性については10のメリットの記事で触れているのでそちらを参考にしていただければと思います。
クロモリ ロードバイク 10のメリットを徹底分析。クロモリ好きが語る。 - クロモリと神社と革と
続いて
傷口や内部が錆びる。
長期的に使えるが故の弊害でございます。
転倒や長年の使用により塗装が剥離し、そこへ雨や海風の追撃によりサビが生じます。
一度内部から錆びてしまうと錆びを取り切ることは難しく、変形や破損につながる恐れがあるのでデメリット入りです。
雨の中走行したあとにはきちんとフレームについた水分を拭き取りましょう。この一手間だけでフレームの持ちが変わるはずです。
ただ、普通のクロモリフレームは内部にリン酸皮膜処理というサビを防止する処理が施されているので、普通に使用している分には錆びることはあまりありません。
その場合おそらく先にチェーンが錆びます。
以上の"重い""錆びる"が大きな二つのデメリットになります。
なぜクロモリフレームのロードバイクが少なくなってきているかもうわかりますね。
カーボンの方がレース的な性能面では上なのです。
多くのロードバイク乗りが性能面を追求したこと、錆びずに軽く丈夫な素材としてカーボンが台頭してきたことにより、昔ながらのクロモリフレームは時代の流れとともに忘れ去られつつあるのです。
クロモリラブの私、えんじの認識でさえクロモリはコンビニ弁当の中でいう漬物的立ち位置です。
ちなみにハンバーグ、唐揚げなどの主役のおかずはカーボン。
量の多い白米はアルミでしょうか。
ちなみに私は大の漬物好きでございます、と。
こんな今日1番でどうでもいい情報を垂れ流したところで、この記事は以上になります。
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こういう中途半端な空がめっちゃ好きなんだけどわかる人いませんかね。 pic.twitter.com/wpqvR2Awoi
— えんじ@Blossomlily (@enjiblossomlily) 2018年5月29日
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