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クロモリと神社と革と

某自転車専門学校卒業後、某自転車メーカー開発へ。クロモリや革、神社のこと話してます。

クロモリフレームの後ろ三角を溶接した話 クロモリ ラグ フレーム製作④

えんじです。クロモリのラグフレーム作りが少し進んだのでまとめました。

 

前回はこちら。

クロモリ ラグフレーム作り 前三角を作った話。 - クロモリと神社と革と

 

 

 

チェーンステーの潰し加工をしました。この潰し加工がないと25cはなんとか履けますが、28cくらいになるとチェーンステーとタイヤが擦れてしまうかもしれません。

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このように曲面加工された木材二つの間パイプを挟み、平行を見ながら潰して行きます。

 

パイプが17mmになるように潰すので反発を考えて15mmくらいになるまで潰します。ちょっと楽しかったです。

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こんな感じになりました。美しいですね。

 

 

 

続いてシートステーの加工です。

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こういう形のラグをパイプにはめて、リアエンドと組み合わせるわけです。見ればわかりますね。

 

ラグにパイプがきつすぎず緩すぎずにはまるように調整してあります。

 

きつすぎても緩すぎてもろうがしっかり流れてくれません。

パイプとラグとの隙間がきつすぎるとろうが流れないのはわかります。

 

パイプとラグとの隙間が緩すぎる毛細管現象

が上手く起こらずにろうが流れていかないのです。

 

毛細管現象とは隙間や細い管などを、重力や上下左右に関係なく液体が浸透していく現象のことです。

 

 

 

 

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はい。こんな感じで仮付けをしました。

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BBラグ周りは多めに真鍮ろうを盛ってます

 

仮付けをした後、フレームの芯だし作業を行う際に仮付けが取らないようにするためです。

 

 

 

 仮付けをして次は本付け

 

 

の前に、

ブリッジの本付けをします

 

ここ。f:id:rin_efficiency:20180123000444j:imageリアブレーキを取り付けるための穴を開けるのはまだ先です。

 

ここはフレームよりも倍くらい厚いパイプを使っています。

ブレーキ時の負荷がかかるので当然ですね。

 

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 本付けしました。ろうが溢れてしまったので後でパイプを削らないように溢れたろうだけ削り取ります。下手ですね。

 

 

こちらはブリッジ本付け前の写真ですが、

 

こうみるとフレームっぽくなってきていますね。

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続きはこっち

完成しました。 クロモリラグフレーム - クロモリと神社と革と