千葉県 長南町 笠森観音へ行った話。
学業やバイトで1日丸々暇な時間を作れなく、遠くへ走りに行けていなかったのですが、この前1日暇な時間が出来ました。
ですので千葉県の長生郡、長南町にある笠森寺、別名笠森観音へ走りに行きました。
ブルホーンにギドネットレバーでのロングライドは初でしたので、
どれほどきついかビクビクしながら走っていました。
途中、いろんな神社やお寺に寄り道しましたが無事に笠森観音に着きました。
長ったらしい名前が続きました。
天台宗とは
宗教の一つで、最澄と言う人が平安時代初期に784年に開山しました。
別格大本山とは
寺格と呼ばれるお寺の位の事です。
上から順に
総本山
別格本山
本山
と言うランクです。
ですがwikiでは別格大本山となっていますね。大本山と別格本山の間、もしくは誤植でしょうか。
大悲山とは
山号のことです。
大悲山笠森寺 となるわけです。
笠森寺 参道の入り口には新しい石灯籠が今まさに設置されている瞬間でした。
看板です。長南町の魅力的な場所が数多く載っています。
本殿へ続く参道の入り口です。
小さなお地蔵様がたくさん鎮座していました。赤子を模しているのでしょう。
参道の途中にある名木、三本杉です。
この三本杉は根元が繋がっています。
私は家族の絆のような印象を受けました。
笠森の中にある笠森熊野神社。
祭神は熊野権現です。
こちらは子授楠と呼ばれる大きな楠です。
楠の木の幹に人が通れるような大きな穴が開いていて、ここを通ると
偶然こんな形状になったのでしょうか。面白いですね。
胴回りは6mほどでしょうか。かなり大きな楠です。
幹の穴を通るよと赤ちゃんが生まれる瞬間のシーンを重ね合わせてるのでしょう。ちょっとふくよかな方は通れなさそうですね。
木の穴から観音様がみえますね。
天然記念物笠森寺自然林説明板
1、名称 笠森寺自然林
2、指定年月日 昭和45年1月3日
3、指定理由 特別史跡名勝天然記念物及び史跡名勝天然記念物指定
基準、天然記念物植物の部、第一 動物の部第六
による。
この笠森寺自然林は国の天然記念物に指定されています。笠森寺建立当時から守られてきた林なのです。
松尾芭蕉の俳句がありました。
五月雨に
この笠森を
さしもぐさ
さしもぐさとは蓬(よもぎ)のことを言います。
松尾芭蕉は1682年(天和2年)にここを訪れて句を奉納しました。
六月の梅雨の時期、森が笠となってよもぎを守ってあるように、人々もまたこの笠森に守られている という風に読んだ歌だそうです。
笠森に雨が降り注ぎ、木々や葉から雫が滴り落ちる様を見て歌ったのでしょうか。なんとも風情がありますね。
そしてこちらが門ですね。
中にはカフェもありとてもくつろげる空間が広がっていました。
手水舎。地下から汲み上げた霊泉だそう。がぶ飲みしました。
門をくぐり右手には鐘に続く階段があります。
太平洋戦争での犠牲者を祀った御堂がありました。
さらに階段を上ると鐘があります。ひと突きだけして合掌。体に響くようなどっしりとした重みのある音でした。
そして笠森寺観音堂です。笠森寺観音堂は国指定の重要文化財に指定されています。ずいぶん高いところに建てられています。
長元元年(1028年)に後一条天皇の勅願で建立されたと伝えられています。
階段も急でした。木造なので少しヒヤヒヤしました。
四方懸造と書いてあります。なにそれ????と思いますよね。
懸造(がけつくり)とは
崖や池などの上に建物を長い柱と貫で固定し,床下を支える建築方法のことを言います。
懸造は崖造ともいいます。
この笠森観音は崖ではなく岩の上に建っているので四方が懸造になっているのです。
61本の柱によって支えられているそうです。凄いですね
他にも京都の清水寺も懸造です。
笠森観音に登ってみるとこうなっています。
本堂の中には十一面観音菩薩像と鋳銅唐草文釣燈籠という釣り燈籠がありました。
1300年
釣燈籠一対(国重文)が奉納されました。
つまり室町時代に作られたそうです。
釣り燈籠には文字がずらーーっとかかれていました。名前か何かでしょうか?
残念ながらこちらは撮影禁止ですので撮ることはできませんでした。
笠森観音の上から見下ろさとこんな感じ。結構高いですね。
いい眺めです。
久しぶりのロングライドで疲れましたね。