牛床革でロール型工具入れ?サドルバッグ?を自作した話。
突然ですが、カーボンフレームやアルミフレームは耐用年数が長くても15年ほどです。それは紫外線による経年劣化や金属疲労によるものだから仕方がありません。
だが一般的なクロモリは耐用年数が非常に長いです。よそで語られているのでクロモリについての説明はまた今度するとして、何がいいたいかというと
「一生物は素晴らしい財産である」ということです。
革の話をします。
クロモリには革が似合います。
それは昔からクロモリとともにセットで使用されてきたからだと考えています。耐久性が高く、タンニンレザーは使えば使うほど経年変化による味が出てきますし、艶が出たり色味が濃くなったりと様々な変化をもたらしてくれます。
クロモリと革、共通してるのは耐久年数の高さ です。
なんだかんだクロモリと革が好きなわけです。
ですので、
牛床革でロール型サドルバッグを作りました!
余っていた牛床革を使い
「ダンシングをしても振れない工具入れ」
というコンセプトで作成しました。
ブルックスなどの革サドルには専用のバッグのベルトを通すことのできる金具が付いているが、普通のサドルにはそんなものはありません。
なら普通のサドルで革のバッグとか使いたいんだけどどうすれば...?という疑問から生まれたので自作した次第です。
このロール型サドルバッグはサドル裏のレールにベルトを通すことで取り付けることができるのでどんな自転車にも対応できます。
その上ベルトの締め付けを強くすればダンシングしても振れることがない!
この点が素晴らしいですね。
それに被せ蓋も縫い付けてあるので工具が飛び散ることもありません。
何より素晴らしい点は
「革のかっこよさと値段の安さの両立」
だと思います。革が持つ質感の良さ、ロール型のかっこよさを維持しつつ、床革を使うことでコストを抑えることができました。。床革は普通の革に比べて耐久性に劣るのだが、工具入れとして必要な耐久性は確保できたので妥協範囲内でしょう。
自転車は性能が全てだ!という人は多い。だが私は性能よりも見た目の美しさを意識したい派です。その上で革という素材は私の中で外せないものとして大きな存在感を発揮していると言えますね。
ビンテージ好きでもある私としては
クロモリ+革=ビンテージ
という式は過言ではないと考えています。
革製品を使ったことがない人は一度使ってみると新しい道が拓けるかもしれませんね。
せっかくなのでブルックス用に改造して見ました。
横につけるとまた違ったかっこよさがありますね!
ロール型サドルバッグ ?ロール型ツールケース?ロール型工具入れ?名前がしっくりこないんですよね。なんとなく工具入れが合いそうな気がします。
ということで、ロール型工具入れを作ったお話でした。
新たに赤い牛床革で四角いサドルバッグを作ってみた記事はこちら。