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クロモリと神社と革と

自転車専門学校所属、元自転車販売店員の私、えんじの日記。クロモリとか革とか神社のこと話してます。

自転車専門学生が語る クロモリ ロードバイク 10のメリットを徹底分析。

えんじです。

 

前回はクロモリ、マンガンモリブデン、ニッケルモリブデンについて説明しました。

 

クロモリ、ニッケルモリ、マンモリの違いとは??クロモリフレームは何故細い???? - クロモリと神社と革と

 

 

今回はクロモリのメリット、デメリットについて徹底分析したいと思います。

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クロモリロードバイク、10個の利点

 

 

 

  • フレームがしなやか

 

 

クロモリはアルミやカーボンに比べてしなやかです。


ペダルを踏み込む際フレーム全体がグイッとしなります。

 

しなった後は金属が元に戻ろうとする力、反発力が働くため、しなりを動力として走ることができます。

 

このしなりが生き物のような走りを実現し、フレームと一体になって走っているように錯覚します。

 

 

 

 

 

 

振動吸収性が良い

 


確かに、アルミなどに比べれば振動吸収性は良いです。

 

 

 

 

こちらをご覧ください。

 

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左から二つ目の項目、縦弾性係数が振動吸収性に直結しています。数値が高いほど振動吸収率は良くなります。(自転車探検!から抜粋。)

 

低炭素鋼と並んでクロムモリブデン鋼が一番になっていますね。 


ですがこれはあくまでも数値。


 "しなやかなフレームは乗り心地が良いとされているが、サドルおよびタイヤなどが乗り心地に与える影響に比べると、その影響は大変小さい。フオークまたはリムとスポークが乗り心地に与える影響よりもやや小さい。具体的には、 サドルを取り外し、立管に垂直荷重を加えて測った各部の縦方向変位データは次のようになっている。
合計変位を100%とすると、フレーム2%、ホイール(リムとスポーク)3%、フォーク4%そしてタイヤ91%である。 " (自転車探検!から抜粋。)

 

この記述を見るとフレーム自体の振動吸収性は走行面ではさほど影響がないことがわかります。

実験結果に基づく記述ですので信憑性は高いです。

 

詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.geocities.jp/jitensha_tanken_2/frame.html自転車探検

 

クロモリフレームで走っていて「振動吸収性がいいね!!!!」と感じるのはタイヤ空気圧の調子やサドルのクッションの成果であって

"殆どフレームの成果ではない"ということです。

 

クランクに力を入れた際に発生するしなりの面白さはありますが、実際に振動吸収性を高めたいのならばサドルやバーテープをクッション性の高いものにするなり、グローブをするなりした方が効率的ですね。


「振動吸収性の良さ」をクロモリのメリットにあげるかどうかとても迷いましたが、数値的にはアルミより優っていたので記述しました。

結局振動吸収性はカーボンが一番です。

 

 

 

 

 

アルミやカーボンに比べて寿命が長い

 

 

カーボンフレームやアルミフレームは耐用年数が平均して15年ほどと言われています。

 

紫外線による経年劣化(カーボン)や金属疲労(アルミ)によって徐々に蝕まれていきます。

 

ですがクロモリは耐用年数が非常に長いです。

普通のクロモリロードバイクでしたら、サビに気をつけ丁寧な手入れを続ければ半世紀は乗り続けられると思います。


長い時間乗り続けられるということはその分自転車を丁寧に扱っている証拠なのかもしれません。。(ぞんざいに扱っても案外長持ちはします)

 

 

 

 

アルミやカーボンが壊れる衝撃にも耐え得る強度

 


クロモリといえば丈夫さが売りですよね。


落車をしてしまった際アルミやカーボンに比べてクロモリの方が破損し難いのは事実です

 

 

ではどの程度丈夫なのか。

もちろん下りなどで事故を起こせばクロモリフレームでも曲がることもラグの根元からバキっと折れることもあります。
ですがカーボンやアルミでは壊れていたであろう衝撃に、クロモリならば曲がるだけで破断せずに耐えてくれるかもしれません。


そうすれば新車購入ではなく修理で済み愛車を失わなずに済むかもしれません。そんなここぞという時に頼れる素材がクロモリなのです。

 

 

 

フレームの修理が可能

 

 

いくらクロモリでも落車やサビによって凹んだり曲がったり破断することはあります。


そういった際に、凹んだ部分を引っ張って元どおりにしたり、曲がったり折れたパイプを根元から引っこ抜いて新しいパイプにすげ替える事で修理が可能です。

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はじめて買った愛着のあるフレーム、長年寄り添ってきたクロモリフレーム破断してしまい、泣く泣く新しいフレームを購入...なんてことにならないわけです。

 

 

調べてみると、修理費用はトップチューブ、ダウンチューブの差し替えが¥30,000前後のところが多かったです。あくまで参考金額になります。


溶接時に塗装をはがさなければいけないので再塗装代で¥40,000と仮定すると、合計¥70,000で修理が可能となります。こちらもあくまでも参考数値です。

 

修理費+aで新車を購入できるじゃん!と考えるか、大事な愛車を失わずに済む!考えるかは個人の自由です。

 

因みに、フレームが破断する場所は溶接跡付近多いです。

 

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溶接部分は丈夫なのですが、溶接部分の周りが溶接時にパイプに加わった熱で脆くなって折れてしまうようです。

 

これを読むと「クロモリって折れるの...?」という気にならなくも無いですが、安心してください。余程のことがない限り折れません

 

事故が起きた際、真っ先に曲がるか折れるかする場所が溶接部分の周りという話です。

 

 

 

 

 

 

フレームオーダーの際の自由度が高い

 

 

クロモリはオーダーメイドが可能です。

フレームビルダーさんのお店で実際にフレームに使用するパイプの種類、ラグの有無を選べたり、フレームの形状を自分の体型に合わせて自由に変更することができます。

 

ここがまたフレームオーダーの面白いところです。ラグの種類にもお洒落なコンチネンタルカットやスタンダードなイタリアンカットという種類があったり、オリジナルラグを作れるところもあったりします。

 

コンチネンタルカット

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イタリアンカット

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パイプに関しましても、丹下、コロンバス、カイセイ、レイノルズと様々なパイプメーカーがあり、その中にも様々な特性を持つパイプが数多くあります。

 

極薄パイプで軽量化を図ったり肉厚パイプで剛性重視にしたりできます。


パイプ径を細くして細身の美しいフレームに仕上げたりエアロパイプを使って空気抵抗を少しでも減らしてみたりといったことも可能です。


ツーリング車にしたいからダボ穴を多くつけたい、極限まで軽量したいから小物を全て取り除いた電動コンポ専用のフレームにしたいなど、例を挙げればきりがありません。


オーダーフレームですので勿論塗装も自由自在です。
ラグをメッキにしてみたり、一色塗装で統一感を出したり、いろんな色を使ってカラフルなフレームにしてみたりと可能性が広がります。

 

この自由度がオーダーフレームの魅力です。


お値段は安いところで10万円から、高いところだとパーツ代込みで100万円を超えるなんてこともあります。

 

 

 

 

 

細身パイプやラグが美しい

 

 

 

私、えんじはこの利点を一番に推したいです。

 

何故ならラグフレームが大好きだからです。

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最近のカーボンは殆どがモノコックフレーム(フレームが殻のように一体構造になっているもの)になり、細いパイプのフレームを見なくなりました。f:id:rin_efficiency:20180517190841j:image

 

アルミで細身のフレームを作ると剛性が足りなくなりフレームとして成り立ちません。
結果として細身の美しさを出せるのはクロモリやチタンのフレームになります。

 

モノコックフレームのごついカーボンフレームは美しいというよりもかっこいいという言葉が合いますよね。

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カーボンフレームはごつい見た目に相反して軽い、このギャップが魅力の一つでもあると思います。

 

 

 

ならば、細身の美しい見た目に相反して重量感のあるフレームも魅力の一つではないでしょうか?

 

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ごついカーボンフレームがかっこいいなら細身のクロモリは美しい、そう言って差し支えはないと思います。

 

 

 

 

ビンテージの魅力を楽しめる

アルミ、カーボンフレームは耐用年数が15年ほどなのでビンテージと呼ばれるまで熟成されたものが少ないです。

 

長い年数を壊れることなく生き抜くことができるからこそ、ビンテージとして新たな付加価値を得て皆に愛されることができるのです。

 

 

 

ビンテージが好きな友人に話を聞きました。

 

 

"昔の自転車はパーツを集めて、その互換性の辻褄を合わせるためのフレームを作ってた。 だからフレームは最後に決めるパーツ。"

 

"フレンチ規格はだるい。28.6mmフレンチ規格では端数を切られて28mmのパイプになってることがある。

だから、例えばユーレー、ジュビリーのフロントディレイラーでは28mmのバンド28.6mmのバンドのものがある。


(ボルトの長さ、ワッシャーの幅が変わる、これはサイズを見分けるだけのもの。)

 

ビンテージ風は現行品パーツに互換性がある。

 

ビンテージは廃盤のもの。パーツの互換性がないものが多いから、フレームを1から作らなきゃだめだったりする。


そうなると、ビンテージパーツが好きだからそれを使うためにクロモリに乗る。それが似合うからクロモリを使う。

 

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面倒なところを含めてビンテージ自転車の味であり魅力なのでしょう。

 

昔から自転車屋を営んでいる店主から聞いた話では、

昔のユーレーやサンツアーなどのパーツは、今の時代でいうシマノSORAやTIAGRAがただ歴史の流れに置いていかれ、その時代にとり残されただけのものという認識らしく、古いパーツにそこまでの価値を見出していませんでした。

これもジェネレーションギャップなのかもしれません。

 

 

今私たちが当たり前のように目の当たりにしている105やアルテグラデュラエースもあと50年ほど経てばビンテージの部類に入るのでしょうか。もしそうなら時代が来るのなら楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

速度の概念に囚われずに新しい走りを見つけられる

 

初めてロードバイクを買う人クロモリのフレームを買う人はレースに出る目的で買う、というよりサイクリングやポタリングを楽しみたい!という理由での購入の方が多いのではないでしょうか。

 

私、えんじも初めはアルミの軽量フレームに乗っていましたが、速度よりも大事と思えるものを見つけたのでクロモリに乗り換えたというのがあります。

 

自転車から見える景色や田舎ののんびりとした空気感、軽やかな鳥の鳴き声、ひんやりした地面に晴れ渡る空。

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ただひたすらタイムを縮めるために走る、横にいるやつに負けたくないから走る、これも走るには十分すぎる理由ですしとても崇高です。

 

ただ、競争心からかけ離れた違う魅了がある。

少し視点を変えるだけで見えてくるもの、感じるものが一転する感覚を味あわせてくれるのが

クロモリ、鉄の自転車なのかもしれません。

 

巡航速度が何kmだとか1日の走行距離が何キロオーバーだとか摂取カロリーがいくらだとか空気抵抗がどうとか、気難しいことなんて忘れて馬鹿みたいになにも考えずに走るのも楽しいぜということです。

 

 

 

 

 

アルミと比較して同等、もしくは安い値段帯(オーダーやビンテージを除く)

 

エントリーモデルですと、クロモリは比較的安価に購入することができます。

 

特にラグを使わないラグレスのフレームはクロモリの中でも安いものが多い印象があります。(トップグレードクロモリパイプと高級コンポーネントが使われているものはラグだろうとラグレスだろうと高いです。)

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エントリーモデルのラグフレームはラグレスよりも高価なものが多くなりますがカーボンロードバイクと比べて安価での購入が可能です。

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以上がクロモリ自転車のメリットです。

 

 

次はクロモリの欠点、デメリットについてです。

 

 

 

 

 

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GRAND BOIS ratchet sounds are a pleasant sound!グランボアハブのラチェット音は心地いい音色。#ハブ #ラチェット音 #手組みホイール #クロモリ #クロモリロード #ホイール #ロードバイク #ロードバイク好きな人と繋がりたい #クラシック #クラシックハブ #hub #wheel #手組み #roadbike

 

フルーティな香りがする本革でキーケースを製作。

こんにちは、えんじです。

 

いつもは自転車や神社についてブログを書いているのですが今回は純粋な革細工、レザークラフトです。

 

 

 

作品はこれ! 

 

 

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こちらはキーケースになります。

 

このキーケースの制作過程をざっくりとまとめてみました。

 

  

 

 

使う革はこちら。

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取扱いレザー::革(レザー)卸売・サンプル販売のウィンズファクトリー

 

ウィンズファクトリーさんで扱っている本革ピエロラックスという牛革を使いました。

 

この革はなめす際にミモザ、ケブラチョなどの植物の他に牛脂を使っているそうです。

それゆえかどうかはわかりませんが、とても柔らかい革です。

 

そしてそこに特殊なエッセンスを混ぜることでフルーティな香りを醸し出すことができる、らしいです。

特殊なエッセンスってなんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィンズファクトリーさんでピエロラックスを購入しました。

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この時点でとてもいい香りがしました。私はいい香りと感じていますが、癖が強いです。

 

 

 

 

革を購入したので、適当にキーケースの設計図を考えます。

 

 

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この設計図、本当になんの意味もなさなかったです。その意味のなさは後々革を切る瞬間にわかりました。

 

 

そもそも寸法自体使い物にならなかったので大体の形状を把握するためだけのものでした。

 

 

 

 

パスモの大きさをしっかりと計り直して、形状化。これは試しに床革で作ったものです。

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造形的には問題ありません。

ただ、パスモがピッタリ入る大きさなのですが、鍵が下からはみ出してしまいました

 

 

 

その改善点を踏まえて本番です。

 

 

 

まず規定の寸法を革にけがきます。

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切り出します。

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私はオルファの革切りカッターを使用しているのですが、最近切れ味が悪くなってきました。

 

 

オルファ(OLFA) 別たち 56B

オルファ(OLFA) 別たち 56B

 

 

研げばいけるのではと思い、研いでみたらまさかの切れ味が復活。

 

やったぜ!と思ってなんとなく刃を外してみるとまさかの両面に刃が...記載しておいてくれ。

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続いて

蓋部分のデザインです。

 

穴あけポンチで穴を開けます。

 

パターンをいくつか考えて床革で試作。

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ちょっと何か物足りない感じがあったので二つ目。

 

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派手すぎました。依頼主の人柄を考えるとこちらは合いません。

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このくらいがベストでしょうか。

控えめで、落ち着いた主張をしてくれるようなデザインを目指しました。

 

 

 

切り出した革に穴をあけます。

 

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切り出し忘れていたパーツを切り出して、そいつの裏に金蘭を貼り付けます。

 

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この時、金蘭の端がほつれてしまう事件が多発しました。どのように処理するのが正解かわかりませんでしたので、未処理。

接着して縫い付けるから大丈夫だろうと楽観的に考えています。

 

 

 

形的にはこんな感じ。

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バネホック、四連キー金具を打ち付けてかしめます。

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四連キー金具をかしめる時、革が薄すぎてかしめられませんでした。

ですので金具裏に革を挟んで厚みを増しています。

 

 

 

 

さて、

これで縫う準備が整いました。あとは縫って仕上げます。

 

 

 

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以前ステッチングポニーの跡が革についてしまったのでとりあえず応急処置として柔らかいタオルで挟み込んでみました。

見栄えはあれですが一応あとはつきません。

 

 

 

本体とカード入れ、ストラップ取り付け用のDかんを縫いつけました。

 

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あとはバネホックがついてる革と本体を縫いつけて...

 

 

 

 

完成です。

 

 

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質感はとてもしっとりとしていて、牛革キーケースのなかでは比較的柔らかいです

 

 

依頼主も喜んでくださったので製作者としては大満足です。

 

 

このキーケースの依頼は承っております。

 

価格 ¥3,500

 

ストラップは付属しませんので、ストラップが必要な方は別途購入をお願いいたします。

 

こちらがオススメです。8色のカラー展開があり、価格もそこそこ安いです。

 

 

 

 

ご依頼をされる方はツイッターinstagramにてご連絡ください。

 

 

 

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キーケースが完成した。革は牛革 ピエロラックス フルーティーな香りのする革。#革 #革細工 #ピエロラックス #革の香り #キーケース #レザークラフト #レザー #牛革 #タンニン #leathercraft #leather

 

クロモリ、ニッケルモリ、マンモリの違いとは??クロモリフレームは何故細い????

どうも、えんじです。

 

私は専門学校でフレーム設計をしたり、クロモリフレームやクロモリフォーク、クロモリステムなんかを溶接したりしています。

 

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さて、

自転車のフレームは様々なもので作られますが今回はクロモリに焦点を当てます。

 

 

クロモリとは、

細身で前三角と後ろ三角があって細いやつです。

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こんなの。

 

 

スポーツ自転車ショップに行くと奥の方に小さいコーナーがあってそこにひっそりと佇んでいたりしますよね。

 

 

 

今回はクロモリの美しさの要因の一つ、細さ

についての話とクロモリの種類の話です。

 

 

 

 

 

  • そもそもなぜクロモリフレームはアルミフレームより細い?

 

 

この疑問を解決するにはまず、なぜアルミは太いの?という疑問をざっくり説明します。

 

アルミのフレームはクロモリのフレームに比べて太いのは共通認識だと思います。

f:id:rin_efficiency:20180511195147j:imageこちらがアルミで

f:id:rin_efficiency:20180511195221j:imageこちらがクロモリです。

 

 

1枚目の自転車の方が太いですね。

 

 

 

 

ではなぜ太いのか。

 

アルミはクロモリに比べて引張り強度が弱いです。

 

なので実際にクロモリパイプとアルミパイプを同じ径、同じ厚みで比べてみると、アルミパイプの方が耐久性が弱いです。 

同じ径のまま厚みを増やしても自転車として最低限の強度まで達しません。

 


薄さを保ったまま径を大きくすることによって自転車のフレームとして十分な強度が確保できます。

 

中身が詰まった細いアルミ棒中身がくり抜かれた少し径の大きい中空アルミパイプ、同じ重量の場合、後者の方が圧倒的に丈夫なのです。

 

更にいうと、四角柱よりも円柱の方が上下左右均等に引っ張られるのでより強度が出ます。角材ではなくパイプが自転車に使われる理由はここにあります。

 

 

また、アルミは軽量化も期待できる素材です

 

限界まで薄くし、薄くなった分だけ径を大きくする事で軽量化することができるというわけです。

 

 

 

要約するとアルミは引張り強度がないのと軽量化をするためパイプ径が大きくなります。

 

 

 

 

 

逆に考えてみるとクロモリは引張り強度があるので径を小さく、より細くできるのです。

 

径が小さく薄いパイプより径が大きく薄いパイプの方が技術的にも作りやすいらしいです。

 

クロモリでもパイプの厚みを薄くして径を小さくすることはできます。実際そういうパイプには特殊な焼き入れ加工などがされていますね。

 

 

 

ここまではクロモリが細い理由についてのお話。

 

 

 

続いて、

クロモリの種類について話します。

 

 

 

鉄にごく僅かのクロムやモリブデンを含んだ低合金の一種のことです。アメリカでいうSAE4130材という規格です。

 

カイセイというパイプメーカーでは4130Rというパイプを出していますがこの4130はアメリカ規格からとってつけているのでしょう。

 

 

これが一般的に言われているクロモリです。大体のクロモリフレームがこのクロモリを使用しています。

といいますが、クロモリという名前の通りなのでこの素材を使っていて当たり前ですね。

 

他にも種類があります。

 

 

鉄にニッケル、クロム、モリブデンを混ぜたものをいいます。3つの物質を混ぜているので三元合金です。

 

クロモリよりも引張り強度があり丈夫なので、パイプをより薄手にできるので軽くなります。SAE8630材が有名です。

 

カイセイの8630RというパイプもこのSAE8630材の8630からとっているのでしょう。

 

ニッケルクロモリは普通のクロモリより高級です。単純に考えてもクロム、モリブデンに加えてニッケルが新たに加わってるのでその分価格が増えるわけです。あくまで単純に考えるとです。

 

 

 

こちらも鉄にマンガンモリブデンなどが混ぜられた合金です。

 

引っ張り強度はクロモリと同等です。なので同じように自転車の素材に使われてきました。

 

素材的にはクロモリよりマンモリの方がしなやかですので、キャンピング車やツーリング車にはマンモリが合います。

パイプメーカーのレイノルズ社はマンガンモリブデン鋼のパイプを出しています。レイノルズ531というパイプです。

 

このレイノルズ531は第二次世界大戦時に爆撃機の胴体部にも使われていたそうです。

 

年号を見ると時期的にスーパーマリン スピットファイアの素材に使われたのでしょうか??

 

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もしクロモリフレームを持っていたらフレームを隅々まで見てみてください。

 

フレームのどこかに使われているパイプメーカーのシールが貼ってあるかもしれません。

 

そのシールを見れば、どのパイプメーカーのどんなパイプが使われているかがわかると思います。パイプの特性、その自転車がラグフレームか、ラグレスフレームかによって、レースを想定されて作られたのかツーリングを想定されて作られたのかがわかるかもしれません。

 

 

 

 

今回はクロモリの細さについてと、クロモリの種類についてでした。

 

 

次記事ではクロモリフレームの利点と欠点を上げていきたいと思います。

 

自転車専門学生が語る クロモリ ロードバイク 10のメリットを徹底分析。 - クロモリと神社と革と

 

 

 

 

 

 

パイプメーカー カイセイのパイプについてまとめた記事はこちら

クロモリのパイプの種類について、カイセイ?コロンバス? - クロモリと神社と革と

 

クロモリのラグフレーム製作の過程はこちらにまとめてあります。

ラグの真鍮ろう流し練習 ラグフレーム制作① - クロモリと神社と革と

 

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自作クロモリロードバイクが完成しました! クロモリ ラグ フレーム製作 15

えんじです。

 

前回は最後のパーツとも言えるホイール組みをしました。

 

前回の記事

グランボアのリムとトラディツィオーネのクラシックハブでホイールを組んだ。クロモリ ラグ フレーム製作 14 - クロモリと神社と革と

 

 

2017年の6月ごろから製作が始まり、ついに完成しました

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名前はBlossomlily花百合です。

 

 

f:id:rin_efficiency:20180429004432p:image 私の中での美しさの象徴である百合の花をコンセプトとに名前を決めました。

 

 

百合の花を美しいと感じる方は多いのではないでしょうか?

 

 

 

フレームのカラーリングは、

白百合の花言葉"純粋さ"と赤百合の花言葉"優しさ"を取り入れるべく、を。

 

 

クロモリフレーム独特のクラシカルな雰囲気を作り出すために白をオフホワイトに、赤を暗赤色にしました。

 

シートチューブのオフホワイトはフロントディレイラーを取り付けた際に、フロントディレイラーとシートラグの中心に来るように塗装。

 

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ヘッドチューブ部分はアクセントにラグと塗り分け、ヘッドバッジを取り付けました。

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ヘッドバッジのデザインテーマは見ての通り鳥居と桜です。

私は神社巡りが趣味誕生花が桜なので、明神鳥居と桜をイメージしてヘッドバッジを作成。

 

ヘッドバッジに関しては自転車自体のテーマではなく私の象徴を形にしたかったのでこのテーマにしました。

 

 

 

 

パーツ類はビンテージのクロモリロードバイクをイメージしてアッセンブルしました。

上出しブレーキレバーに

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シルバー系パーツ達。

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フロントバッグは人生で初めて作ったイタリアンレザーの本革サドルバッグをフロントに寄越したものです。作りたての時に比べて色がかなり変わりました。経年変化というよりかは雨での変色です...

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サドルバッグはこれまでに作ったサドルバッグの欠点をなくしつつ、このBlossomlilyに似合う落ち着いた印象を目指して制作しました

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サドルクロモリフレームの定番、BROOKSです。実はイデアルやジルベルトゥが欲しかったりします。

 

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ホイールグランボアとトラディツィオーネのハブ、グランボアのリム アベイユ 、星のスポークニップルを使って組みました。

 

 

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パーツ類の中で一番悩んで作ったのがホイールでした。

ラチェット音、銀色の輝き、妥協できる重量、値段、快適性を考えて自分の中で一番最適なものを選びました。

渋谷のカペルミュールにトラディツィオーネのクラシックハブが置いてあってラチェット音を生で聴けたのは奇跡かと思いました。

 

 

 

 

 

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この自転車で神社を巡り、山を登り、友人と美味いものを食べに行き、楽しくて有意義な時間を過ごしたいですね。

 

 

 

 えんじの自作クロモリフレーム制作、第1弾はラグのロードフレームでした。

 

まだまだ作りたい自転車や作りたいパーツ、行きたい神社や見たい風景が山のように溢れているので随時更新して行きたいと思います。

 

それではまた。

 

 

 

 

グランボアのリムとトラディツィオーネのクラシックハブでホイールを組んだ。クロモリ ラグ フレーム製作 14

えんじです。

前回はシートポストのずり落ちを防ぐために四苦八苦していました。

 

前回の記事

自作クロモリフレームにパーツを取り付け 後編 クロモリ ラグ フレーム製作 13 - クロモリと神社と革と

 

今回は最後の工程、ホイール組をしたお話です。

 

 

 

 

さて、

クラシカルなクロモリフレームに似合うホイール=銀一色のホイール

 

という式は多くのビンテージフレーム好きに当てはまるのではないでしょうか?

私もそのうちの1人です。

 

ピラーやステムがポリッシュ、クランクがシルバー色なのにバーテープやブラケット、ホイールが黒いなんていう組み合わせが私はどうにも苦手なんです。

 

黒色を取り入れるなら真っ黒クロの黒一色!!みたいなものが好みです。統一感はデザイン面でもとても大事ですよね。

 

 

 

 

 

 

 

今回使用したホイールパーツです。

 

 

ハブ

 

  • フロント トラディツィオーネ クラシックハブ 32hf:id:rin_efficiency:20180426181925j:image

 

  • リヤ グランボア スモールハブ 32h f:id:rin_efficiency:20180426182055j:image

 

 

 

 

 

 

フロントとリアのハブに別メーカーを使用するとか頭のネジでも外れたか...???

 

 

 

 

 

 

訳があるんです。

はじめにフロントハブを買ったのですが、トラディツィオーネのリアハブのシマノフリーが全然売ってないのです...。

 

ラインナップ確認してからものを買えよという話ですが、その通りでございます。

 

 

ですがトラディツィオーネのハブもグランボアのハブも、全く同一のものでロゴが違うだけですので、実質問題ありません。(ロゴが違うという気持ち悪さを耐えられればのはなし。)

 

お値段はフロントが5300円程、リアが11000円程でした。取り扱い店によって異なると思うので各店舗で確認したほうがよさそうです。

 

結構探したのですが、現行品のクラシックハブというもの自体あまり売っていないようです。

シルバーのハブでしたら色々売ってはいるんですが、どうしても黒色が所々に使われていまして私には合いませんでした...。

 

ハブはシールドベアリングでシマノフリーです。

 

 

 

 

続いて

リム

 

  • グランボア アベイユ 700c 32h 

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またもグランボアです。

 

私の中でシルバーポリッシュの700cで25cが使える現行品で一番カッコいいリムというものがグランボアのアベイユでした。

 

このリムに関しては一目惚れで、一目見て美しさに目を奪われ、胸を打たれ、一切の思考を放棄させられ、気がついたら家にリムが届いていました。

 

リムのブレーキ面までポリッシュされていて、ホール側のリム面とブレーキ面の境が全くありません。

 

ブレーキは効くのか..?と疑問に思いましたが普通に効きました。

 

 

 

スポーク 

 

特筆すべき点はございません。ごくごくメジャーな星のスポークと真鍮ニップルです。

 

スポークに関しては耐久性さえクリアしていれば問題ないので安いものを買いました。前後合わせて3500円です。

 

 

 

 

ホイールの組み方はフロント、リア共にイタリアン6本組みです。

 

実際JIS組みだろうとイタリアンだろうと走った際の違いを実感できる人間なんているのでしょうか..?ツールで活躍する選手などは違いがわかるんですかね。私は組み方による走行性能の違いが全くわからなかったので正直この組み方にしたのは形式美です。

 

 

 

 

 

ホイール組の工程です。

 

 

まずハブにスポークを通します。f:id:rin_efficiency:20180426194553j:image

この時にドライブ側のスポークに対して、反対側のスポークを左の穴に通すか右の穴に通すかJISかイタリアンかが決まります。

 

 

ハブに通し終わったら、リムにスポークを通してニップルでとめていきます。

リム面が素晴らしく美しいゆえに、かすり傷一つ許されません。

 

乗ってからの傷はいくらついても構いませんが乗る前の傷は言語道断です。

慎重に作業を進めました。

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そして振れ取り台にセットします。

まずニップルをスポークネジ山の面一まで均等に締めていき、振れを取ります。

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はじめにドライブ側を2周締めてから縦振れを取り横振れを取りセンターを出していきました。

 

 

このグランボアのリム、特別精度がいい!ということはありませんでしたし、リムの継ぎ目はママチャリのホイールくらいはっきりしていました。性能は問題は全くございません。振れ取りをする時に継ぎ目をリムの振れと勘違いをしてストレスが増えるだけです。

 

 

 

 

0.3mm以内には振れが収まったので、センターを確認して最後にスポークのテンション確認です。

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そして完成。

 

 

 

 

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リム、ハブ、スポーク、ニップルの魅力全てが調和し銀の輝きを放つホイールになりました。

 

リムハイトが高いカーボンリムもレーシーでかっこいいですがリムハイトのほぼないホイールもとても格好良いと思います。

全パーツが現行品のもので組んだホイールではありますがクラシカルな銀の輝きを放つ、まるで宝石のような印象を抱きました。

 

乗り心地は、

ハブの回りがとても良く滑らかに進むホイールでとても驚きました。

私が以前まで乗っていたデュラエースのc24clに比べても遜色ないくらい回ります。

 

重量は正確には測っていませんが、リアホイールで1600g程度だったので重くはないと思います。

 

最上の見た目と最低限の性能が私の価値基準ですので、このホイールにははなまる満点をあげたいですね。

 

 

 

 

ちなみにこちらはグランボアのラチェット音の動画です。

ハブ単体で聞くラチェット音よりもホイールを組んだ後のラチェット音の方が大きかったです。

リム内にラチェット音が響いて音が増大しているみたいです。

 

よろしければ聴いてください。

GRAND BOIS ratchet sounds are a pleasant sound!グランボアハブのラチェット音は心地いい音色。#ハブ #ラチェット音 #手組みホイール #クロモリ #クロモリロード #ホイール #ロードバイク #ロードバイク好きな人と繋がりたい #クラシック #クラシックハブ #hub #wheel #手組み #roadbike

 

 

 

 

そして関戸橋で買った300円のこのコットンバーテープパッケージが日に焼けてものすごい色になっています。

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何年物のバーテープだよ...

 

 

コットンバーテープはかなり薄手なので、私の中での最低限の快適性を保つためにコットンバーテープの下に余っていた黒のバーテープを巻きました。

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この上からコットンバーテープを巻きました。見事にシワができたりよれたりしましたが心を無にして目を瞑ります。

 

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コットンは伸縮性がほぼないので少しハンドルが太くなるだけでシワなしに巻くのが異常に難しくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーツが全て付け終わりました。

 

 

 

次回、ついに完成です

 

自作クロモリロードバイクが完成しました! クロモリ ラグ フレーム製作 15 - クロモリと神社と革と

 

 

 

 

自作クロモリフレームにパーツを取り付け 後編 クロモリ ラグ フレーム製作 13

えんじです。

 

前回の自作クロモリフレーム組みの続きです。

 

 

前回はこちら。

 

自作クロモリフレームにパーツ類を取り付け。前編 クロモリ ラグ フレーム製作 12 - クロモリと神社と革と

 

前回は部品をパパッと取り付けて、残りがサドル周り、ホイール、バーテープのところでした。

 

 

 

 

今回はシートポストとサドルの取り付けです。

 

 

 

 

私の自転車は見た目重視のクロモリフレームです。重量に拘りは微塵もないで、サドルは性能と見た目、シートポストは見た目オンリーで選びました。

 

 

 

 

サドルはBROOKSのB17 s specialf:id:rin_efficiency:20180426184143j:image

シートポストはtradizione 27.2です。

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サドルは私が以前に乗っていたGIOSのクロモリからの移植です。

 

このサドルについての記事

女性用Brooks B17 S Specialサドルを買った話 - クロモリと神社と革と

 

 

 

シートポストはミケの肉抜き加工がされているものもかっこよかったのですが、私のblossomlilyには見た目の相性が悪いと感じたので、スリムさを重視してトラディツィオーネを選びました。

 

ちなみにミケの肉抜きシートポストはこんな感じです。f:id:rin_efficiency:20180426173746j:image

このあたりは好みの問題です。

 

 

 

さて、シートポストの取り付けですが

 

 

ここで今回最大のの問題が発生しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シートポストが固定できない...

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやら製作時にラグの内側を削ってしまったようです。

 

その上、思いっきり締め付けたら固定できるだろ!!と思ってトルクをかけ続けたらシートピンが折れました!

 

 

仕方なく買い直したのですが、シートピンなんてただのネジだろ?と考えていたわたくしえんじ青二才でした。

 

 

シートピンが1000円以上するなんて...

 

 

泣く泣く購入し、とりあえずシートピン問題は解決。

 

 

 

 

そして問題は再びシートポストのずり落ちへと戻ってきました。

 

ずり落ちというよりはストンとほとんど抵抗なく下まで落ちます。

 

シム的なものを差し込めばすり落ちずにしっかり固定できると思うのですが隙間が1ミリもありませんでした。

 

 

 

心の中で号泣し、さじを投げようとしたまさにその時、友人から「ステンレステープ使ってみれば?」との連絡が。

 

 

 

これです。f:id:rin_efficiency:20180426172025j:image

これをシートポストのクランプされる部分に一周だけ巻きます。

 

ツイッターでも呟いたのですが、このステンレステープの僅かな厚みのおかげでシートポストが全く動かなくなりました。

 

ステンレスなので普通のテープより耐久力があり、取り付け時のぐりぐり押し込む行為でテープが少し損傷こそしましたが、しっかりと固定することができました。

 

どの程度この固定力が保たれるかはわかりませんが現状はこれでいきます。

 

 

そして、

 

シートポストとサドルを取り付けたことで念願の乗車ができるようになりました!

 

 

このblossomlilyに乗って近くの神社まで。

 

おかしな話ですが、見た目が本当の自転車になっていて少し感動しました。

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ホイールがまだ黒いので見た目的には完成ではありませんが、乗り心地はとてもいいです。

 

以前乗っていたGIOSはデダチャイのパイプだったのですが、今回使ったカイセイ022はデダチャイのパイプよりも固い印象がありました。

 

ただそれも気のせいと言える範囲の変化だと思います。

 

 

アルミに比べたら柔らかいので、クロモリの特性が残ってるあたりクロモリの中でも柔らかい部類なのでしょうか(焼き入れ加工が施されているフレームはほんの少し少し硬い印象がありました。)

 

 

 

次回はホイール組です。

グランボアのリムとトラディツィオーネのクラシックハブでホイールを組んだ。クロモリ ラグ フレーム製作 14 - クロモリと神社と革と

 

 

 

 

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赤い牛床革でクロモリフレーム用の革サドルバッグを自作した。

えんじです。

 

自転車組みの合間に新しいフレームblossom lily用のクラシカルな革サドルバッグを作りました。f:id:rin_efficiency:20180426171306j:image

 

以前はフレームが青かったので色を合わせて「ロール型工具入れ」を作りました。

 

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以前作ったロール型工具入れの記事はこちら。

牛床革でロール型工具入れ?サドルバッグ?を自作した話。 - クロモリと神社と革と

 

今回はロール型ではなくサドルバッグを作りました。

 

その上で考慮した点を挙げると、

  • 価格
  • 快適性(性能)
  • デザイン

です。

 

物を作る上でごくごく当たり前の三つですが、今回は

価格>性能>デザイン

の順に意識をして制作しました。

 

わたくしえんじ常に金欠状態といっても過言ではないほどお金がないので高価な革は使えません。

そもそもお金がないのなら革なんて使わなければいいという話ですが、その通りです。

 

ですが革にも当然種類がありまして、高い革もあれば安い革もあるのです。

 

今回は比較的安い革を使用しました。

 

 

 

 

こちら。

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色はフレームに合わせた赤で、床革と呼ばれる牛革です。

 

 

 

床革とは

皮を銀面(皮の表面側)のついた層と、その下層部分に水平に分割したときの下層部分。

のことです。

 

 

ですが床革も切り離しただけで一応本革の分類です。床革の表面に樹脂を積層して艶を出したものを(PU加工)PUレザーと呼んだりします。

 

 

 

 

 

閑話休題

 

今回はそんな床革を使ってサドルバッグを作りました。

ちなみに床革の存在が最優先すべき価格の安さを解決してくれます。

 

 

 

前回作ったロール型工具入れサドルからいちいち外して使わなければいけないので面倒な点がありました(工具の使用頻度なんてたかが知れてるだろうという気持ちで作りました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

ですが何ヶ月か使ってわかったことがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

多人数で走りに行く時のアーレンキーの使用頻度半端ねえ...

 

 

自転車交換をする際のサドルの高さ調節がダントツで多かったです。もうサドルの横にアーレンキーを結びつけておこうか悩みました。

 

 

 

そしてもう一つ、サドルバッグ型にする上で考慮すべき点、走った時にサドルバッグがブラブラしない。

です。

 

初めて作ったサドルバッグはサドルにつけてダンシングするとブルンブルン揺れて快適とは程遠いものでした。

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こちらが初めて作ったサドルバッグ 。設計上使いにくい部分が多々ありますが、初作品故、愛着がとてもあり今でも使ってます。

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サドルにつけるとうっとおしかったのでフロントにつけて使っています。

 

 

 

 

ということで、サドルから外さずに工具を取り出せて、ブラブラしない程度の性能保持が目標です。

 

 

 

 

その上で問題になってくるのが床革が薄くて弱いという点。

 

床革が薄くて弱い普通の革サドルバッグの形状でつくる→自重で所々が伸びる→見栄えが悪くなる上にブラブラする

 

となってしまいます。

 

 

ですのでバッグの一点で重さを支える方式ではなくバッグそのものを包み込む様にサドルに取り付ける方式を採用しました。

 

どういうこと??となるかもしれませんが完成品を見ればあーなるほどねとなりますので安心してください

 

 

 

デザインに関して、

デザインは丸っこいというより四角い感じ

 

ビジュアル面でしっかりとした少し固い印象を与える英国紳士風()なサドルバッグを意識して、フレームと調和するようなものを目指しました。

 

 

 

 

さて、

 

超絶簡単な製作過程です。

 

 

まずは大まかに型を考えてその通りに革を切って造形。

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縫って

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はい完成です。

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講評

見た目に関しては完全に私好みになりました。

美錠が好きなので、前回と同様今回も美錠を使いました。

 

写真を見てわかる通り革サドルバッグ本体にベルトを縫い付けて一点で支えるのではなく、革サドルバッグそのものを包むように取り付けました。

 

この包み込む点に関しては前回作ったロール型と同じですが、走行時の快適性は素晴らしいです。

 

ぶらつく感じもほとんどなく、ベルトをしっかり締めることによってダンシングしても左右には振れず、違和感なく走れました。

 

更に強度を増すために内側に芯材を仕込んで工具などの重さで革が伸びたりバッグが潰れないようにしています。

 

と言っても内側に縫い付けているわけではなくただ差し込んでいるだけです。雨で濡れた時に芯材の変えが効くようにという配慮です(縫うのが面倒だからでは断じてない。)

 

 

工具の出しやすさですが、ベルタを緩めてフタを開けると取り出せるようになっています。

 

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前回のベルトを全てとってロールを広げて工具を出す、という方式に比べると幾分かは出しやすくなったかなぁという感じです。

 

 

 

 

私は、極論ですが結果が良ければ制作過程なんてなんでもいいと考えてます。

 

最後につじつまが合えば良い。

終わり良ければすべて良しと言いますしね。

 

ただ良い結果を求めると必然的に良い過程を通らなければいけないというのも事実です。

 

その上で良い結果が出るのが一番ですね。

 

また作りたいものができ次第、製作していこうと思います。

 

 

 

 

依頼に関してですが、かなりコアな部類のアクセサリーですが、もし使ってみたいという方がいらっしゃれば依頼は承ります。

 

用がございましたらツイッターのDMまでよろしくお願いします。

 

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次のブログはこちら。

自作クロモリフレームにパーツを取り付け 後編 クロモリ ラグ フレーム製作 13 - クロモリと神社と革と